先日、俳優の松方弘樹さんの訃報が多くの新聞、ニュースで報道されました。
不謹慎な話かもしれませんが「男のロマン」を語る上で松方さんの話は非常に分かりやすいので題材にしています。
私は喫茶店にある各スポーツ紙の見出しに心打たれたのです。
『松方弘樹 完!』
『松方弘樹 死す!』
という見出しです。
『すげーカッコいい!』
『俺も死んだ時はこんな表現されたい!』
本気でそう思ってしまいました
・・・えーと、引かないでくださいね。
なぜ心打たれたか、というとこの見出しを書いた人の気持ちを思い浮かべたんですよ。
『昭和の大スター、松方さんの訃報をなんと表現しようか』
と記者は考えて『完!』『死す!』という表現になったわけです。
こんなの普通使わない表現ですよね。
よくあるのは『ありがとう』とか『さようなら』などです。
でも記者さんは『そんな言葉ではこの人は表現出来ない!』と思ったわけです。
そして『完!』『死す!』という劇的な表現を使った。
それくらい松方さんの生き様には特徴があったということです。
事実『松方弘樹豪快伝説』というのもあるくらいですから。
興味ある人はネットでいくらでも読めますよ。
人によっては『??』と理解しがたいかもしれませんが『生き様を貫いた』という点がたまらなくカッコいいのです。
男はロマンで動く
『え?女もそうだけど?』
と言われたらぐうの音も出ないですが、男はロマンで動きます。
私は以前は特別支援学校で先生をやっていました。
先生でも保護者でも同じだと思うのですが、子どもに対して『お願い!ここは頑張って!』みたいなときありませんか?
セコい話で恐縮ですが、そんなとき「男のロマン」をくすぐることで頑張ってもらう事が多々ありました。
とある自閉症の男の子は絵本の世界が大好きです。
大好きな絵本をみかけるとそわそわして見に行こうとします。
こういう姿が見られた場合、ロマンをくすぐってみてください。
その子を本の主人公にみたてるのです。
例えばアンパンマン好きの子なら『アンパンマン手伝ってくれるかい?』みたいな頼み方をすると『わかったよ!』みたいな返事でノリノリでやってくれたりします。
題材はその子が好きなストーリーなら何でもOKです。
ヒーローものが好きなら『ママを助けてー!』とか言うといいでしょう。
ノッてくれる可能性高いです。
大人にも有効かもしれない
「男のロマンをくすぐる」これは大人でも有効です。
ただ子どもよりも表現が難しいだけ。大人の男性に向かって「アンパンマン手伝ってくれるかい?」は無理ですから。
ただ大人でも確実にツボはあります。
例えば「やってよ!」よりも「お願い」と言って頼んでみるとかね。
ここを覚えといてください。
男はヒーローになりたい生き物なのです。そこをくすぐるのです。
私自身はこれでのせられて、何度後悔したことか(笑)
まぁ小手先の技術なんですが、日々の関係がちょっと円滑になる工夫です。
一度お試しあれ。