私は支援学校で先生をしていました。
ゆえに療育や特別支援教育先生の考え方の傾向が分かります。その上でお話します。
療育や特別支援学校の先生というのは「出来ることを増やす」が仕事です。
ゆえに子どもの出来ない部分に注目します。
「出来ないことが出来るようになるにはどうすればいいんだろう?」と考えるのです。
この先生の意識に染まらないでください。
なぜなら親子が考えるべきは「私たちの幸せってなんだろう?」です。
「苦手・不得意」「好きなこと・得意なこと」
人間には必ず両面がありますよね。
一方だけを見ていたら幸せは遠のいていきます。
幸せを感じるのは、好きなことから生まれます。
療育の先生もお医者さんと同じなんです。
医者は「どうすれば治るのか」という病気を中心に人をみます。「この子の幸せは何なのか」は分かりません。
どんな療育の先生も「この子の幸せは何なのか」は分かりません。
そして障害を通して子どもをみます。
でも本当に見るべきはみんなと違う部分ではない。
みんなと同じ部分です。
バランスが大事なんです。
障害に関する部分を見ることも必要でしょう。
でもそれと同じか、それ以上に得意なこと、好きなことに目を向けることが必要です。
既にある希望から絶対に目をそらさないバランス感覚です。
苦手な部分は先生がみます。
お父さんやお母さんは反対に好きな部分・得意な部分を見るように心がけてください。