大人は子どもに何かを教えるものでしょうか。
大きな勘違いがあると私は思っています。
「子どもは自ら学ぶものだ」「個性や自主性が大事」という割には、私たち大人は子どもに教えていないでしょうか。
子どもには意志があります。
自分で感じて、選んで行動したいのが子どもであり、人間です。
「教える」のではなく「伝える」ことが大人の役割です。
いわゆる毒親や学校の先生はなぜ子どもたちから嫌われるのか。
それは「教えるものだ」という上下の関係、共感をなくした姿勢にあります。
国語や算数など答えのあるものは教えられます。
それ以外のものは答えが無数にありすぎて教えられないものです。
ないものをあるように教えるから、子どもは離れていきます。
「伝える」でいいんです。
親が持っている知識、大人の知恵を伝える。
伝えたものをどう扱うかは子どもの自由です。
教える親、教える先生ほど嫌われます。
伝える親、伝える先生は好かれます。
子どもは惹かれる人に自然と似てきたりもするものです。
それが教育ではないですか。