学校は理不尽な場所ですが、それが役割でもあります。

思い通りにいかない経験をするのも学びの一つです。

 

恋愛と学校は似ている部分あって、みなさん初恋や初告白はうまくいきましたか。

私の初告白は見事失敗。失敗して「自分の想いだけぶつけてもダメなんだ」と理解したものです。

 

お子さんも家庭にいるときは順風満帆なんです。

それが園や学校で学ぶようになると、逆風が吹き荒れてきます。

 

逆風にさらされている子どもを見ると不安になります。

逆風の中で必要なのは、前に進む意志です。

 

恋愛が学びなのも、振られてももう一度チャレンジしようと思えるからです。

 

意志があれば、自分なりに工夫して学びになります。

「うーん、痛いな」と感じるのは先生は意志以外の理由で学校に通わせます。

 

意志以外の理由で通うと中身は空虚になります。

今、日本中の子どもたちが空虚な想いを抱いているハズです。

 

生きる意志をどれだけ強く持てるかで、学びの質は変わります。

相手を好きになるほど、自分磨きに励むのと同じ仕組みです。

 

もっと夢が必要なんです。

「ケーキ屋さんになりたい」とか「サッカー選手になりたい」とか意志を持つことです。

 

意志を持つことが生きることで、意志がなくなれば死と同意義です。

ルールを守るために試合をする人はおらず、自分の意志でやってこそ意味があります。

 

「通う意味がない」と感じたらそれが正解です。

本当に意味がないかは通うのを止めたときに分かります。学びなんです。

 

意志をなくして決まり通りに行動してくれると助かるのが学校の仕組みです。

反抗して学校を乗り越えることに価値はあり、したたかに過ごしていくのも価値があります。

ただ意志をなくして通うことに価値はありません。

 

先日、喫茶店で上機嫌にダンスしている四,五歳くらいの女の子がいました。

店員さんが彼女に「大人になったら何になるの?」と質問しました。

「アイスクリーム屋さん」と答えました。

 

それでいいんです。

覚えなくてはならないこともありますが、一番大事なのは「こうありたい」です。