私は以前は学校の先生をしていました。

そのときの保護者さんですが「母親はずっと家にいるものと思ってたんです」と語るお母さんがいました。

以前は働いておられたのですが、結婚を機に専業主婦に。それを当然と思っていたそうです。

 

というのもお母さん自身が育った環境が母親は専業主婦でずっと家にいる。お父さんは仕事一筋。

「母親は家にいるものだ」と無意識に思っていたようです。

 

ただ体調を崩して入院したのを機に「外で働きたい」と願っている自分に気づいたそうです。

そして働き始めたら体調も良くなった、という話でした。

 

むしろ出た方がいい

「母親はすっと家にいなければいけない」

そんなことはありません。実際に働いているけど子どもは明るく前向きに育っている子はいくらでもいます。

 

むしろ逆です。

 

ストレスや違和感を感じているなら、それを解消するのが当たり前です。

辛いけどそれを続けるのは、熱湯に入り続けているのと同じです。

熱いお湯からは出るのが当たり前。ストレスを感じているなら解消するのが当たり前です。

 

これは私の主観入ってますが、外で働くこと、遊んだ方がいいですよ。

 

良いお母さん、優しいお母さんというのは子どもが側にいて欲しいときに寄り添ってあげるお母さんです。

 

ずっといるのが優しさや良いことでもないんです。

常に寄り添うことは「しつこい服屋の店員さん」をイメージしてください。

過度の寄り添いは「ありがた迷惑」になってしまいます。

 

子どもが「一人で頑張りたい!」と願っているなら離れてあげるのが子どものためになるんですよ。

ついでにお母さん自身の時間も持てるので言うことなしです。

 

気をつけるべき一言

気をつけていただいきたいのは「今、頑張らないと」という発想です。

あれはほぼ”毒”です。

一見もっともそうですが、飲むとよろしくない事態になります。

 

疲れてるんだから「今、休まないと」が自然な考えです。

外に出たいなら出られるように、息抜きしたいならしましょう。

 

そのために人に頼るのもOKなんです。

「頼って欲しい」と願っている人もいますからね。

 

「母親はずっと家にいなければならない」はよろしくないものです。

お子さんがヘルプを出しているときは寄り添ってください。それ以外のときはご自身の時間を設けてください。

 

良い循環が生まれますよ。