兄弟姉妹に障害ある人がいる場合の話です。

 

「親が老齢となったら兄弟の面倒は誰が見るんだろう」

「結婚に不利になるんじゃないか」などで悩む方がいます。

 

「私は障害ある兄弟と一緒に暮らしたくない」そう考える人もいるでしょう。

兄弟に障害ある人がいつつも結婚した人は多くいます。

 

そんな方の悩み解決をいたします。

 

結婚はほぼ確実に出来る

つい先日も結婚式がありました。兄弟に障害あるのですが、関係なく結婚されています。

お兄さんに障害あるのですが、お兄さんも式に参加されての結婚式でした。

 

もちろん相手の方次第はあります。

ただ私は仕事柄、障害ある人の知人が多いのですが先ほどの結婚の件は例外的な話ではありません。

 

良くないのは「結婚できないんだ」と思い込んで行動しなくなることです。

兄弟に障害ある人がいても結婚は出来ます。これは事実です。ぜひ行動してください。

 

親の老齢後はどうするのか

「障害ある兄弟はずっと家族で住むべきだ」

この考えはもう随分前の話です。

 

地域差こそあれ、近年では「障害ある人を地域で見守ろう」ということでグループホーム化が進んでいます。

「ご両親亡きあとは一緒に暮らすか、離れて暮らすか」の選択は出来ます。

 

本人的にも「離れて暮らしたい」という人はいるので一緒に暮らす選択肢しかないわけでもないんです。

 

人の間には適正な距離がある

人と人との間には「適正な距離」というものがあります。

適正な距離というのは「お互いが幸せになれる距離」です。

 

やってはいけないのは「常識や世間の意見を気にして無理をすること」です。

「どうしても合わない人間関係」は必ず存在しますよね。

 

合わないものを道徳や正義感で一緒にしてもお互いが不幸になります。

私はそういう事例を見てきました。

 

どんな合わない関係でも適正な距離を置けば仲良くなれるんです。

それは親や兄弟であっても同様なんです。

 

相性が良い二人であれば、毎日一緒に住む近い距離が適しています。

相性が悪ければ、離れた距離の方がいいのです。

 

合わない性格であれば、毎日ではなく休日だけ会うなどの方が、お互いにとっての幸せな距離なんです。

 

道徳や正義よりも大事なものがある

道徳や正義を一番最優先にしないでください。

人にはそれぞれ幸せになれる生き方があるんです。

 

「〇〇さんは一緒に住んでいるから自分たちもそうしなければいけない」は幻想です。

 

あなたはどうしたいのか。

相手はどうしたいのか。

 

二人が心地よい関係を築ける距離はどのくらいなのか。

 

「相性の悪い兄弟」「性格が真逆の姉妹」なんていくらでもいます。

 

誰にでも、どんな人とでも適正な距離があり、それを守れば付き合えるようになります。

 

離れる方が二人のためになることもあるのです。

お互いが幸せになれる距離を探してくださいね。