子どもが学校で悪いことした。
先生から連絡があった。今までそんなことしたことがないのにビックリ。
「何とかしなければ」と思い話をしてみる。
「それはあなたが悪くないの?」
「お母さんはそんな子だと思ってなかった」
色んな方向から話しても子どもの気持ちはそぞろ。「話聞いてないのでは?」と感じる場合があります。
その場合、選択肢は2択です。
「理屈、正義、常識で説得する」「介入しない」かです。
割合的には「理屈、正義、常識で説得する」を選択する場合が多いように感じます。
大人は必ず勝つことが出来ます。
ただ子どもは内心で反論を持っています。
私たちが子どものころ大人の理論に内心反抗したことないでしょうか。
それと同じことが子どもの心の中に起きています。
例をあげるなら「朝まで生テレビ」などの討論番組を思い出してみてください。
理屈や議論とは決着がつかないのが本来です。
例えばですが、子どもはこのような事情を抱えている場合があります。
子どもは先生や親に全てを話すわけではない。
子どもなりの正義を感じている場合もある。
理屈には必ず反論がある。
理屈はお互いの本心を隠す。
段々相手を言い負かすことが目的となっていることも。
「お母さんはそんな子だと思ってなかった」と気持ちに訴えても「私はこんな子だもん」と内心思っています。
でもそれは言えないんです。言えない理由は「親を悲しませたくないから」です。
ちょっと一呼吸おいて「ありのままの気持ちを聞いてみよう」と思ってみてください。
「なんでそんなことしたのか」
「それをした自分をどう思うのか」
「あなたはこれからどうしたいのか?」
この3つを聞くだけで充分です。
裁くよりも子どもの気持ちを聞くだけで充分。
反省の弁が出てこないなら「私には分からない事情があるのかも」と信じてみましょう。
先生が報告してくるのは責任問題に発展するから。
子どものやることに親は介入しないのが本来です。