ありのままの子育て

元ヤンキーの母はなぜ障害受容が早いのか

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ヤンキーなお母さんというのは言動や服装などから誤解を受けやすいもの。

私は障害ある子が通う特別支援学校で先生をしていてそれを思い知りました。

自由奔放な発言や派手さに目を奪われてたんですね。

 

昔、担任している子のお母さんに元ヤンキーと思わしき、またはそのまんまの人がいました。

 

全員ではないですが、元ヤンのお母さんで障害のある子に対しての関わり方が上手な人は非情に多い。

「先生より上手なんじゃないか」とさえ思えてきます。

それは常に自分に正直に生きて、相手にもその正直さを認めているからです。

 

とある元ヤンのお母さんと交流教育で小学校へ運動会へ行ったときの話です。

息子さんは特別支援学校に通ってます。その日は交流で小学校の運動会に参加したのです。

 

お母さんは我が子を見つけ「あいつは一目で障害者や分かるなー」と笑顔で言います。

 

「おおぃ!」とツッコミ入れましたが、親子だからいいのでしょう。多分。

 

自分の感じたままに言葉を発しますが悪意はない。普段はラフで大雑把。

でも大事な場面では真摯に話をしてくれる。必要だと思えば医療や療育もきっちりやる。

 

元ヤンのお母さんが本質をついている部分は多くあります。

 

人間は外見でも収入や地位や名声でもない。

「人間にとって最も大切なのは心である」が分かってらっしゃいます。

 

学校における勘違い

学校は大いなる勘違いをしています。

子どもの成長に必要なのは正義とか正しい理屈ではないんです。

 

自分は愛されているのか「人生を良くしよう」と思えているかが最も大切。

 

頭で考えるとつい理屈がちになり、常識などが大事のように思えてきます。

 

でも人間は心で生きています。

心が先、理屈は後です。

 

ただこれが特別支援教育というか学校ではあべこべになっています。

理屈が先、心が後になっています。

相手がどんな気持ちであろうとただ正解通りの行動をしていればそのうち良くなると考えている。

 

でも実際はそんなことにはならない。

 

例えば学校で与えられる愛情は条件があります。。

「これが出来ないとあなたはダメだ」という条件です。

 

元ヤンキーなお母さんはこの空気に流されないのです。

「え?そんなん知らんし!」でさっと流してしまう。

 

私はそれでいいと思います。

 

出来ることを増やすのは間違いではありません。

でもそれは条件のような義務ではありません。

 

義務になると子どもは「自分はダメなんだ」と感じやすくなる。

それがどれだけ苦しいことか。

 

そもそもが人間に最も大事なのは心です。

見える能力や外見や理屈はどうでも良いんです。そんなものに価値はない。

 

心の有り様が人間の全てです。

行動を決めるのは心だし、幸せを決めるのも心。

「自分は自分でいい」と思えて、その上で他人を思いやれればそれで最高です。

 

ヤンキーなお母さんはそれが分かっているんです。

だから見た目や地位や収入などにだまされない。常識や正義も曖昧なものだと知っています。

 

そもそもがヤンキーとは反骨であり、自分に素直に生きる姿とも言えます。

だから子どもに対してもありのままを受け止めているんです。

 

だから障害受容も早い。

「そうか。それがお前なんだな」と早い段階から無条件に受け止めるのです。

 

そういうお母さんの子は非情に素直な良い子が多い。

心が満たされているからです。心が良い状態だから行動も良いものになる。

 

でも学校は逆なんですね。

 

怒ったり、ルールなどで子どもの行動を規制します。

言われた通りにやる子、ルールを守る子には愛情を、守れない子には罰を与える。

そうやって行動が良くなれば、やがて心も良くなると思っている。

 

これが勘違いなんです。

先に心があります。心が行動を決めている。

だから心の状態を良くすることが先決。逆はないんです。

 

ルールや怒鳴って、子どもの行動を変えると心までも変わったように見えます。

ですがそれはメッキのようなもの。時間が経てばメッキは剥がれて元に戻ります。

 

子どもたちは無条件の愛で心を満たされないと変われないんです。

 

ヤンキーなお母さんはここが完璧なんですね。

たまに「せんせー今日も陰気な顔してんな!」と言いたい放題ですが、一番大切なものが何かを分かっています。

 

ヤンキーなお母さんと仲良くなってみよう

・・・いや、もちろん相手にもよりますが。

ただ私の経験上、すばらしい人格者なお母さんが多かったです。

 

もし身近にヤンキーなお母さんがいたら仲良くなってみてください。

 

人は心です。外見やお金や能力の有無ではない。

 

見えない、聞こえないけど確かに存在している心に価値があります。

心が全てを決め、心が輝いている子がこの世で一番素敵なんです。

 

元ヤンのお母さんは心の大切さが分かってらっしゃいます。身近にいると、それが実感出来るでしょう。

そこらの先生よりずっと学べますよ。

photo by Dave Appleby

dai

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