やさしいお母さんになるには

究極の優しさとは子どもの夢を叶えることである。と、そんな親になるためのコツ。

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私は学校で先生をやっておりました。色んな保護者さんと出会ってきましたが、みなさんそれぞれに想いを持っていらっしゃいます。

「将来は医者や弁護士だ!」「家業を継いでほしい!」「真面目な迷惑かける子になって欲しくない!」などお子さんに対する想いは必ずありますよね。

 

ただ一旦その願いは取り払ってください。

 

人間っていうのは、みんな「自由でありたい」と願うものです。

ただ他人には「こうあるべきだ」と理想的な形を求めます。

 

この矛盾です。

 

自分は自由でありたいのに、相手には「こうしなさい」と望むわけですよ。

この矛盾に気づいてください。

 

「自分が自由でありたいようにこの子も自由でありたいんだよな」

 

と念仏のように唱えてみましょう。

・・・いや、本当に。お子さんを目の前にしてやってみてください。

 

学校の先生が倒れていく理由

私は先生をやっていたのですが、正直言いまして最初は「こうしなさい」と生徒に強要したこともあります。

最大は学習塾の先生のときです。塾は成績を上げないと店が潰れますから、勉強してもらわねばなりません。

 

授業中お喋りしている子には。

 

「うるせぇ!ゴルァ(゚Д゚)」

 

と怒鳴っていました。

机を蹴り上げていました。ここでは書けないようなこともやってます。※犯罪じゃないですよ。

 

ただ「うるせぇ!ゴルァ(゚Д゚)」と怒鳴るたびに私の心も荒んでいきます。

 

なぜなら子どもたちはお喋りしたいからです。

 

そして私の「ゴルァ(゚Д゚)」で試合開始のゴングが鳴ります。

「お喋りしたい(生徒)」vs「授業中は静かにしなさい(先生)」のバトル開始です。

photo by TheMalt

学校では大抵先生が勝つモノです。大人ですから。

 

ただ子どもたちも本能的に「自由でいたい」と願っています。先生の隙間をみつける、結束する、などして自分たちの自由を確保します。

授業中、隠れて落書きや手紙交換したり、怒られない程度に制服改造したりです。

 

これに対し先生は本気で怒ります。自分も学生の頃はやってたくせに。

 

この本気がダメです。

本気で怒るってことは「この子らをどうにかしてやろう」という意志を持っている証拠です。

「どうにかしてやろう」という意志があるから苦しいんです。嫌がっている相手にやらせるわけですから。

 

まともな神経を持つ先生はその作業に疲れ切ってしまいます。

私もこの作業に疲れ切ってしまいました。

 

「先生って絶対売れない冷蔵庫を売りつけてるようだなぁ」と思ってました。

分かりにくいですが塾の先生やってそう思ったのです。

 

というのもどんな商売でも「相手が欲しくないものを売りつける」ってしんどいと思うのです。

売れ残りや不人気商品をお客さんに売るって嫌じゃないですか。

 

先生も同じで、私は次第に子どもが欲しくないものを売りつけている気分になったのです。

 

先生の言う通りにやったら「良い高校入って、良い大学入って、良い会社に入れる」みたいな人生になるのでしょう。

もしくは批判されない人生にもなるでしょう。

 

ただそれは幸せではないんです。少なくとも私はこれっぽちも思ってません。

 

「気の合う仲間と好きなことやって、美味しいご飯食べて『またね』と言って帰る」

こんなのが幸せです。子どもらが欲しいのもこんな時間でしょう。

 

だから無理矢理売りつけるのをやめたわけです。

 

具体的には「こうなって欲しい」と思うのを止めました。

反対に「君はどうなりたいの?」と相手の願いを察するようにしました。

 

怒るのを止めたわけで、しばらく言うことは聞いてくれないんですけどね。

ただ次第に人間関係が出来上がってこちらを助けてくれるようになります。相手の願いを叶えるようにしていると相手からもお礼がくるのです。

 

そんな瞬間がめっちゃ嬉しいのです。

 

「俺の気持ちを理解してくれたのかな」と思えるからです。

 

そろそろ話のまとめに入りますが分かりますでしょうか。

 

つまり先生みたいになっちゃイカンのです。

先生は仕事でお給料もらってるからやりますが、親子でバトルする必要はありません。

 

子どもに対して「こうしてやろう」「こんな人間になれ」と思えば思うほど、親子関係は”戦い”になります。

photo by Hans Splinter

 

反対に「君はどうなりたいの?」と相手の願いを叶えるようにして育てていくと親子関係は”贈りあい”になります。

photo by Todd Kulesza

もちろん最初は親が子どもに一方的に贈り続けています。

ただ少しづつ、それが返ってきます。

 

そんな瞬間はもう、最高です(TДT)

 

これ以上の幸せはないのかもしれません。

ていうかどんな栄光や地位や名誉も。

 

この幸せが確保されてないと空虚になるでしょう。

 

相手の夢を叶えるようにして育てるのが最高です

私が出来るようになったのだから誰にでもそれは可能です。

 

「相手の夢を叶えるように生きる」

それを目指してみてください。もちろん辛いときもあります。理不尽な目にも遭います。

 

ただ「私、めっちゃ幸せやん(TДT)」と思える瞬間も必ずきます。

 

繰り返しですが「相手の夢を叶えるようにして生きる」これを目指してみてください。

 

その第一歩として。

 

この記事を読んだあと、お子さんに対して内心でOKなのでつぶやいてみてください。

 

「この子は私が子どものころと同じなんだ」

「私が自由でいたいように、この子も自由でいたいんだよな」

「私にも夢があった。この子にも夢があるんだろう」

 

ポイントは「相手も自分も同じなんだ」と思うことです。

 

あなたが子どものころ願っていたことはどんなことですか?

それと同じことを子どもも望んでいます。

 

あなたがやって欲しかったことを子どもにやってみてください。

 

そのスタートとなるのが「この子は私が子どものころと同じなんだ」と思うことです。

 

そして、です。

それは子どものためでも、道徳でも、正しさでもありません。

 

あなた自身のためです。

あなたが将来「私、めっちゃ幸せやん(TДT)」と泣くためにやるんです。※関西弁ではないでしょうが。

 

ここまで読んだからには「読んでおしまいー」にしないでくださいね。

思うくらいなら損はしません。

 

今、お子さんが目の前にいないなら帰宅後、内心思ってみましょう。

寝てたら寝顔を見ながら内心つぶやいてみましょう。

 

ていうか寝てるんだから照れずに声に出して言いましょう。

 

「この子は私が子どものころと同じなんだ」

「私が自由でいたいように、この子も自由でいたいんだよな」

「私にも夢があった。この子にも夢があるんだろう」

 

です!

それが一歩目です。やってみてください!

dai

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