心を育てよう

甲賀バームクーヘン工房は理想ある障害者作業所。理想で変わる

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滋賀県甲賀市にある甲賀バームクーヘン工房に行ってきました。

こちらは障害ある方が働く作業所です。営業は平日の10:00~16:30まで。土日祝日はやっていないのですが、店舗だけで販売しているのではなく、甲賀市のお土産品として高速道路のパーキングエリアや観光地などにも卸しているとのこと。

 

駐車場に着いて車から降りると工房からバームクヘーンの香りがしていました。

周囲には山があり野鳥のさえずりが聞こえます。この日は快晴でもありました。気持ちよい環境です。

 

バームクーヘン工房の看板です↓

この看板のロゴには由来があって「全体をK]「葉はB」をモチーフに、ロゴ全体としてはバームクーヘンをイメージできるよう作られたとのこと。こだわってます。

中に入ってみます。

非常に清潔感のある入口とウェルカムボードがお出迎え。入口前はスペースが充分にとってあって高級感があります。

店内です。よくある作業所の雰囲気は全くありません。非常にキレイで整っています。

 

メインの商品は写真中央にあるバームクーヘンです。

み、みづらい・・・。写真が下手過ぎてすみません。

右側の白い箱がプレーンの甲賀バウム(1010円)。左の黒い箱が黒ゴマ入り忍法バウム(1080円)

 

「忍法バウム」というのは甲賀市は忍者の里として名を馳せている場所なのです。

なので忍法バウム。黒いのは忍び装束でしょうか。お土産品にもいいですね。

 

バームクーヘン以外にも商品はあります。下はバウムクッキー。一袋260円から。

試食が可でプレーン、ゴマ、シナモンの三種類全て頂きましたがどれも美味です。

 

細かい工夫が随所にあるバームクーヘン工房

ベームクヘーン専門店なので商品数は多くありません。

ですが店内に飾り気を持たすことで寂しさを感じさせない工夫があります。

例えばこんなバームクーヘンのクッション?や。

中央にはバームクヘーンのオブジェ。

工房の中を見ることも。バームクヘーンの製造工程が見学できます。

 

店内歩きながら「ここで喫茶出来ればいいのになぁ」と思ってたら。

ちゃんと座るスペースもありました。くつろぐこともできる。流石です。

買った人対象に無料の紅茶やコーヒーのサービスもありました。

 

理想がある障害者作業所

この無料喫茶スペースですが、バームクヘーン一つ丸ごと食べる訳にもいきませんよね。

なのでちゃんと個別包装のバームクーヘンも置いてあるのです。

こちらはプレーンの甲賀バウム。美味です。

黒ゴマ入りの忍法バウム。なぜゴマかというと忍者はゴマを滋養強壮としてよく食べていたそうです。

ゴマ入りですがつぶつぶ感はなく、ほろ苦味。美味です。

テーブルの上には花が添えられています。写真暗くて分かりにくいですが左には観葉植物も。

 

座ってお茶飲みながら気づきました。店内にはクラシック調のBGMが流れて雰囲気を作っています。

外を見ると花瓶・・・が正しいのか、なんと表現すればいいのか分からないですが。花が置いてあります。

この花、それぞれ種類が違うのです。後で撮影しました。ご覧ください。

色とりどりの花が飾られています。外の喫茶スペースから、これらを観賞しながらお茶ができます。

 

私はこの甲賀バームクーヘン工房さんが理想を持って経営されてることを感じました。

 

「一般のお客さんも満足できる商品をつくろう」

「良い製品を作って利用者さんの収入アップや地域に貢献しよう」

「来てくれたお客さんに気持ち良く帰ってもらおう」

 

そんなつくった人の理想です。

 

作業所は利用者さんが通ってくれるだけでも経営は成り立ちます。

言ってしまえば「みんなと同じことをやればいい」「今までのようにやっていこう」でもいいのです。

 

ただそれではつまらないもの、楽しくない作業所が出来上がります。

そこに理想がないからです。

 

この工房さんにはきっとこんな理想があるはずです。

『よくある作業所はクッキーやラスクを作っている。でも同じじゃつまらない。だから我々はバームクーヘンを作ろう。ここは甲賀市だから黒ゴマ入りのバームクーヘンなんて面白いんじゃないか。名前も「忍法バーム」にしてお土産品にしよう』

 

『地域のお客さんに売れるものをつくろう。色んな人に買ってもらえば、地域に貢献していることも実感できるし、給料も上がる』

 

『来てくれた人のために喫茶コーナーを作ろう。テーブル真ん中には花を置く。店の向かいは消防団の建物だから殺風景。だから外にも花を置こう。種類もそれぞれ違う方が楽しめる。バームクーヘンは喉が渇くから紅茶やコーヒーを置こう』

 

『工房の中を見れるようにすればお客さんは興味をもって見るだろう。だから壁は透明にしておく』

 

挙げればキリがありません。

入口の看板から店のレイアウト、忍法バウムという独自商品、喫茶から見える風景など、私はこの作業所に多くの理想を感じました。

 

常識よりも自分の理想で日々は彩る

私は以前は特別支援学校で先生をやっていました。

熱を入れた活動として障害者スポーツの普及があります。私はここに数十万円のお金をつぎ込み、休日返上で取り組んでいました。

また文化祭では総監督として自腹で衣装を揃え、深夜まで小道具を作って台本を書いていました。

 

こんな一件無駄で先生として常識外の行動をなぜしていたのか。それは私には理想があったからです。

なぜ理想を持って仕事をしていたのか。それは日々の生活に彩りを持たすためです。

 

その結果に常識的に仕事していたら聞けなかったであろう言葉が聞けます。

生徒からは「僕はスポーツを夢に生きていきます」「先生の文化祭が一番の想い出です」そんなことを言ってもらえました。

私はこの言葉を一生忘れません。

 

私は自分の理想を上に置いて、その下に常識を置いていました。

「周りの先生はこうだから」「普通の先生はこうする」ではなく「自分はこうしたい。こんな先生でありたい」で仕事をするということです。

 

そうすると仕事が仕事でなくなります。月曜の朝が憂鬱でなくなり、日々に彩りが生まれます。

気が向かない色のない仕事も「でもこれは理想に繋がっているよな」と思うと色が見えます。前向きに取り組むことが出来ます。

 

今回の作業所、甲賀バームクーヘン工房さんにも同じ理想を感じました。

「周りの作業所はこうしている」「普通はこうだ」といった常識は下に、「こんな作業所があったらいいな」という理想を上において仕事をされています。

その理想があるから、看板や忍法バウムや喫茶、花などの普通とは違った結果が生まれます。

 

障害ある子どもたちの日々に彩りはあるのか

障害ある子の周りは大人が多いものです。大人は常識を上に置きます。そして理想は「普通はしない」「意味がない」と下に置かれます。

その結果はどうなるのか。常識的ですが彩りのない毎日になります。

 

常識を上に置くのではなく、下に置いてみてください。

そうやって生きることは出来ます。すると遙かに良い結果が生まれます。

 

子どもと親は共鳴しているので

このブログは障害ある子どもと保護者の方を対象に書いています。

常識を下に、理想を上にして生きてもらうのが目標です。それは子どもだけでなく保護者の方もです。

 

親子は共鳴しあいます。担任の先生が替わると子どもが変わるように、親の考えが変わると子どもも変わります。

お母さんが自分の趣味を持つ、友人との時間を楽しむ、仕事にやりがいを見いだす。

一見子育てに関係ないことですが、それも実は関係があります。

 

家庭や仕事、友人づきあいなど日々に彩りはありますか?

色がなければ理想を下に、常識を上に置いているのかもしれません。

 

それをひっくり返すのが、私の目標です。

情報は日々更新していますので、また明日も読んでみてください。

親子ともに「日々が充実してきました」という言葉を聞きたいと思っています。

 

 

dai

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