福祉訪問理美容というのをご存知でしょうか。
障害・病気・妊娠など外出できない事由がある人のところへ訪問して理美容のサービスをしてくれる業者さんのこと。
「紙を切る、整える」というのが本来のサービスですが、不登校や引きこもりの子にとっては身なりを整えることで自信がついたり、外部の人と接する機会にもなります。
今回そんな福祉訪問理美容を応用した話です。
不登校や引きこもりの外出へのステップに
不登校や引きこもりの子は外出が出来ません。
また自宅にいるので外部の人との接触が極端になくなります。
家族以外となると学校の先生や福祉関連の人となりますが、「外に連れ出す、出さない」という関係になりやすいもの。
そんなとき「連れ出す、出さない」という関係がない人がいればいいですよね。
そこで福祉訪問理美容の業者さんに来てもらい、自宅でカットしてもらうのです。
実際に美容師さんからの話ですが、自宅訪問から始まって徐々に打ち解けていって実店舗まで出かけられるようになった子もいます。
相性が良ければ友達のような関係になれるのです。
同じ理由で入院中の子などもいいのでしょうね。
身なりを整えることは自信にもつながる
女性なら特にかと思いますが「今日のコーデ決まってる!」と思えれば外出したくなりませんか??
あの感覚はその分の自信がついた証拠。
外見から身に着ける自信には即効性があります。
私が学生のころに今まで身なりを気にしてない感じの女子が外見を整えて急に輝きました。
男子からの評価も急上昇して自信がついたのか立ち振る舞いも変わっていきましたがそれと同じようなもの。
自信がつくと人と会うのが怖いどころか楽しみにもなります。
そして自信を身につけるために外見から入るのはおススメです。
実はお母さんへの理美容もOK
ここも重要なポイント。
福祉訪問理美容は「外出できない」という理由があればいので、引きこもりの子を見守るお母さんも対象となります。
例えば「美容師さんに来てもらったのはいいけど子どもが拒否したら申しわけない」と思う人はいるはずです。
せっかく来てもらったのに帰ってもらうわけですから。
でもそんな場合はお母さんのカットをしてもらう手もあります。
子どもを見守るため外出できないのならそれでOKなのです。
同じような理由で妊娠中でも可能です。外出しにくいわけですから。
福祉訪問理美容を頼む方法
全国各地に訪問の理美容師さんはいます。
市区町村の福祉課やケアマネージャーが詳しいですが、インターネットなどでも情報は得られます。
理美容師さんには不登校や引きこもり、うつ状態の方を積極的に引き受けてくれる人もいます。
今までにないアプローチが問題解決の糸口になるかもしれないですよ。