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人は変われます。

具体例としてこれ以上はないロックバンドがあります。

滋賀県を中心に全国活動されているJERRYBEANS(ジェリービーンズ)さんです。

 

JERRYBEANSさんの構成はボーカルの山崎史郎さん、ドラムの山崎雄介さん、ベースの八田典之さんからなるバンド。

3人とも不登校を経験されています。

 

私は数度JERRYBEANSさんのライブを観させてもらっていますが、

「人は変われる」

ということを毎回感じています。

 

論より証拠。

JERRYBEANSさんのライブの一部を紹介します。

まずはこちらをご覧ください。90秒ほどの動画です。

 

動画はボーカルの山崎史郎さんです。小学校5年生から中学3年生まで不登校でした。

「音楽で生きていこう」と決断したのは不登校だった中学3年生のとき。

それから10数年経ち、現在も音楽活動を活動中です。

 

現在は音楽活動の傍ら、いじめや不登校の子の相談に乗ったり、不登校の親の会を結成するなどの活動をされています。

 

しつこいですが、知れば知るほど「人は変われる」と思います。

 

ライブ前にボーカルの山崎史郎さんに取材させてもらいました。

不登校になる出来事や変わるきっかけ。不登校だった過去をどう思うのか。

そして今の山崎さんを動かしているものは何なのかを教えてもらいました。

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不登校の少年時代からミュージシャンへ

不登校になったきっかけは何だったのでしょうか?

小学校のときクラス内にいじめがありました。ある女の子を無視したり、ばい菌扱いしたりしていたんです。

そのいじめには加わりませんでしたが、止めることもしませんでした。見ていて辛くなり段々学校へ行けなくなっていきました。

「行かなければ」と思うのですが朝になると腹痛が激しくなるんです。

多感な少年時代だったのですね。

それから中学生までは不登校となったとのことですが、変わるきっかけは何だったのでしょうか?

親が不登校の親の会に連れ出してくれたことが始まりでした。

会ではサッカーや釣りなど引きこもっていたときには出来なかったことを沢山やりました。

そのうち楽器に興味を持って演奏したら親や周囲の人が喜んでくれたんです。

周りから認められたことで「これで生きていこう」と思いました。そして16歳のときにプロミュージシャンを目指し上京したんです。

楽しいことや好きなことをしていくうちに夢となるものを見つけたんですね。

ミュージシャンとなられた今、不登校だった過去をどう思いますか?

不登校になる前は色んな夢がありました。

でも学校に行けなくなって、それまで持っていた夢はなくなりました。

「みんなと同じことが出来ない自分に夢をもつことはできない」と思ったんです。

あの頃は「夢はなに?」と聞かれるのは苦痛でした。

今でも昔のことを語ろうとすると涙が出そうになるときがあります。

周りからすれば自分は「過去を乗り越えた人」のように思えるかもしれませんが、そうではないと思っています。

ただこれが「自分の生き方だ」と思えるようになりました。

不登校の経験がなければミュージシャンになっていなかった?

そうですね。絶対なっていなかったと思います。

あのころ心を癒してくれたのが音楽でした。

そして自分たちの演奏で親や周りの人が笑顔になってくれました。その瞬間幸せを感じたんです。

あのときの感動が僕の原動力になっています。

 

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今回取材させていただいたJERRYBEANSさんの体験が載せられているページです。

不登校だった僕らから

 

自身の経験を語り演奏を行う講演ライブも学校や施設でされています。

JERRYBEANSさんの経験と自身を重ね合わせ「自分も変われるかもしれない」と希望を持つ子どもたちがいるそうです。

JERRYBEANSの講演ライブとは

 

絶望は嘘だ

私は社会人1年目から挫折して、失敗。二ヶ月間引き籠もっていました。

社会復帰し、自分の道を探して先生になり、今はこうして情報配信の仕事をしています。

 

絶望は嘘です。

 

不登校や挫折とは自分探しのきっかけです。

「学校に行くのが普通だ」というのは先生の都合です。

 

意味のないことは何もなく、価値のない人間もいないんです。

私が気づけたのは、人と違う道を歩んだからです。

 

不登校になったということは自分だけの正解を見つけるチャンスを得られたということ。

山崎さんで言えば音楽です。

私で言えば友達でした。

 

逆境から立ち上がるとき、支えになるものが自分だけの正解。

人それぞれに正解は違い、学校の先生でもそれは教えられません。

 

見つける方法は自分のやりたいことがヒントになります。

不登校になるまでは、自分の気持ちに素直になれなかったはず。

 

今度は自分に正直に好きな遊びから初めて見てください。

その中で「これいいな」と思えるものがいくつか出てきます。

 

「いいな」と感じたものがあなただけの正解になります。

 

絶望はないんですよ。

答えは外ではなく内にあります。

 

学校は外での正解を知る場所。離れることで見つかるのは内にあるあなただけの正解です。

 

山崎さんの話を何回も読んでみてください。

 

絶望は存在しません。

頭にある理屈や「どうしてこうなった?」「何をすればよかった?」は惑わす幻です。

 

もう一度言いますが、答えは理屈や考えにない、心の内にあります。

感情や気持ちや夢です。

 

「不登校にも意味あった」

「私の正解はこれだ」

 

それを見つけたとき、劇的な変化が生まれます。

学校に行くのと同じかそれ以上の価値のあるものです。

 

まずは好きなことから。逃げたことを否定せず今を充実させてください。

やがて明るい未来がイメージ出来てきます。そのイメージはやがて現実になっていきます。

 

 

このブログでは「自分だけの正解」を見つけるヒントを載せています。

人生を変えるお手伝いをさせてください。