私は男性なのでシングルマザーではないのですが。
「シングルマザーだからダメ、苦労する」というのはないな、と思っています。
私は以前は学校の先生でした。
経験を元にお話しますが「旦那さんがいるから子どもは安定する」という理屈もおかしいですよね。
「お父さんが原因で子どもが荒れる」という場面は実際にも見てきました。
「父親役がいないとダメだ」というのも、一つの方法論でしかないでしょう。
子どもはいなければいないで、どこかで父親役となる人を見いだすものです。
太陽と月、男と女、精神と肉体のように、悲しいことや寂しいにも意味はあります。
悲しいことや寂しいことは料理の調味料のようなもので、幸せの味付けをしてくれます。
寂しさがあるから傍にいてくれることを喜べて、大事にも出来る。
悲しいから、今、喜べることがより幸せ。
マイナスは必ずしもマイナスのままでなくて、プラスにもなるんだなぁ、と実感しています。
自分に嘘は良くない
自分に嘘をつくのだけは良くないようです。
私自身の経験や色んなお母さんから教えてもらったことです。
頭で考える理屈はそのときの気持ちに左右されます。
当てになるようで当てにならないのが理屈で、自分の気持ちに素直になる方が良い結果を生みます。
「頼ってはいけないんじゃないか?」
「今、我慢するべきだ」
というのは、気持ちがマイナスになると出てくる理屈です。
反論出来ますよね。
頼っても「ありがとう」と御礼を言ったり、別の部分でお返しすればいい。
「迷惑かけちゃダメ」と言いますが、迷惑かけないと人間はそもそも生きていけないです。
「ゴメン」と「ありがとう」をずっと繰り返していくのが人間なのでしょう。
「我慢すればそのうち良いことがやってくる」というのは、真逆です。
「我慢をやめれば、良くなる」の方が実際ではないですか。
「我慢は良いことだ」はさせる側の論理、つまり先生や社長が部下に我慢してもらうための方便に思います。
日本中に蔓延していて、私もよく「我慢しなさい」という働きかけを見ましたが、好転するのは我慢をやめたときです。
「迷惑かけちゃダメ」「我慢しなさい」を行動の基準にすると、色んなことが奉仕になります。
奉仕は絶対続かないので、どこかで自分に素直になる、無理しない。完璧にならないが大事に思います。
子どもはこんなことを思っている
どんなお子さんでも「親にも幸せになってほしい」と思っています。
「奉仕してはいけない」にも繋がりますが「自分のせいでお母さんは困っているんだ」というのは辛いのです。
むしろ「あー今日は楽しかった!」とお母さん自身も楽しんでいる姿を見たい。
子どもは衣食住の面倒と愛情を感じられればそれで満足なんです。
「僕を(私を)幸せにして!」とも思ってなく、苦労でもない。
「親」という漢字がそのまま分かりやすく優れています。
親は「立」「木」「見」というパーツから成り立っています。
親とは「木の上に立って子どもをみている存在」です。
子どもも「見てて!」と望んでいて、基本は見守っていてほしい。
親の責任論が一人歩きして、親子が離れられない雰囲気にありますが、実際はそうではないようです。
今が充実していればいい
繰り返しますが我慢は大敵です。
我慢すると頭に浮かぶ理屈はマイナスな想像ばかり。実際は前向きな材料もあるのに見えなくなります。
未来へ向けての我慢より、充実した今を積み重ねることをオススメします。
「人生楽しむぞ!」という姿勢があれば、どんな状況でも楽しめるんです。
その気になれば、近所の公園でも遊園地のように楽しめますから。
素直に、頼って、今を充実させてください。
過去のことは、楽しい今につながる道だったと分かります。
不思議なもので、そう思うと「未来も明るいだろう」とポジティブになります。
実際その未来は現実となりやすい。
困ったときは今を充実させることを意識するといいですよ。