優しさとワガママは相反するように聞こえますが、両立するものです。
趣味のように、遊びのように優しくなれます。自分のために優しくなれます。
「ワガママ言ってはいけません!」という教えは学校に入ると教え込まれるでしょう。
あれは「先生のため」というのもあるんです。子どもがワガママだと仕事が成立しにくいですから。
「ワガママだと先生は困る」という事情があるのです。
「ワガママは封印しなきゃ」と信じる子もいるんじゃないかな、と思います。
自分のために生きていいんですよ。
自分の人生を歩むとはワガママに生きることです。
「ワガママ言うな」ではなく「優しい人になれ」が正解です。
80のワガママ言っても、90の優しさがあればいいんですよ。
ワガママかどうかではなく、優しさを知らない、思い出せないことが問題なんです。
先生に反抗するヤンキーな子でも優しい子いるじゃないですか。
ワガママだけど優しくもなれるんです。
子どものワガママも気になりますが「押さえ込まなきゃ」と思わないで大丈夫ですよ。
優しさを伝えていけば、ワガママで優しくなれます。
大変で心労溜まるかと思いますが、思い詰めなくて大丈夫です。
自分のために優しくなる
自分のために優しくなるには、原点に戻ってみましょう。
「野球選手になりたい!」と願う人は「野球って楽しい」と思った経験がありますよね。
「大富豪になりたい」と思うからには「お金持ちスゴイ」という情報に出会ったことが必ずあります。
優しいお母さんになりたいと思った方にも「優しくなりたい」と思った経験があるんです。
いつ自分は「優しくなりたい」と思ったのか。その経験をハッキリと思いだせますでしょうか。
きっかけの多くは誰かから優しくされたときです。そのとき「いいな。自分もこうなろう」と思った。
私の話をするので参考にしてください。
高校生の頃、ラグビー部でした。1年生のときです。当時1年生は私だけ。
私は足が遅くてマラソンでへばっていたら、先輩が水を持ってきてくれました。
そのときに「俺はこういう人になろう」と思ったんです。「優しくなろう」と思った原点の一つです。
私はあの感動を再現したくて、優しくなろうとしているんです。自画自賛してるみたいですが。
今度は先輩側になりたいんですね。だから自分のためなんです。
どうでしょうか。
思い出せば「自分のために」が強くなり気力が湧きます。
「そもそもなんで私は優しいお母さんになりたいと思ったんだろう?」
とご自身に問うてみてください。
もっと自分のために
学校や会社では義務や仕事漬けになっていきます。受け身になること多くないでしょうか。
受け身の姿勢でいると仕事は楽しくないし、遊びも楽しくない。子育てだって楽しくないんです。
楽しくないと優しくもなれなくないですか?
自分の原点を思い出せば「自分のためだ」とパワーも湧きます。
ワガママに優しく、遊ぶように。
自分の子育てをしてもらえたらな、と思います。