ほどほどが一番

先日、とある飲み会に参加してきました。

たまたま隣に座った男性は会社員。今の職場は満足しているけど、転職したいそうです。

理由は、キャリアが上がると今のポジションでいられなくなるから。

 

管理職やマネジメントには興味がなく、現場に居続けたいそうです。

 

その人は多趣味でした。

恋愛したいし、結婚もいつかしたい。モテる話術やオシャレを頑張っています。

お金も欲しくて、海外で今の仕事をやれば年収は2倍近くなるのだとか。

まだ行動するのはためらっていて今は情報収集と勉強をしているそうです。

 

私達は日々情報に囲まれています。

スマホを使えば手軽に情報が入ります。ですがそのスマホが夢を阻む場合があります。

 

情報は多ければ多いほど良いものではありません。

子どもたちが夢を持てないのはなぜでしょうか。

色んな理由ありますが、一つは情報が多すぎるからです。

 

昔は「医者になりたい!」と言っても、それまでの道のりはよく分からなかったのです。

分からないから挑戦出来て、失敗出来て学びがありました。

失敗したら「次はこっちを目指そう」と新たな夢が生まれていました。

 

今は何から何までネットで分かってしまいます。

職場の体験談や悩みまで分かります。テレビの医療ドラマがフィクションであることも分かります。

ニュース開けば、稼げる方法もいくらでもあることが分かってしまいます。

 

分かっていたら、挑戦出来ないものです。

 

少し毛色違いますが、私は高校時代ラグビー部でした。

それまで運動全くやってなかったのに、急にラグビー部。

入ったらハード過ぎてついていけません。

 

勧誘時に「君なら出来る!」と先輩から褒められて「俺、出来るんだ!」と思ったわけです、当時の私は。

ラグビーといってもどんなスポーツかも知らないんですよ。

ジョジョの奇妙な冒険という漫画で主人公がラグビーやってたくらい。

 

1年生後半で「こんなにハードなの知ってたら入らなかったのに」と思っていました。

 

何にも知らないから挑戦出来たんです。

おかげさまで分かったことは多々ります。

自分はラグビーセンス0だったけど、意外と頑張ることは好きだった。

強引に引っ張るリーダーではなかったけど、調整は上手だった。

 

この学びは新たな夢に変わっていきました。

 

情報は多すぎると行動力の邪魔をします。

情報ダイエットが必要です。

情報も摂り過ぎは良くないのです。

 

さて、学校や社会はどうでしょうか。

「こうしなさい」「世の中はこうなんだ」と情報を入れすぎです。

 

このブログをしていると、進路相談を受けることがあります。

「子どもが夢を持っている。でも先生から沢山言われて諦めそう。ヤスさん親はどうすればいいですか?」

ご相談受けること、あります。

答えは「子どもの夢を応援しましょう」その一択なんですが。

 

先生の口癖は「世の中甘くない。現実的になれ」と言います。

夢こそが現実を良くします。

若いうちにこそ、夢をむしゃらに追いかけた方がいいんです。

失敗しても成功しても、どっちでもいい。

無我夢中になれただけで、ふかーい人生経験になるんです。

 

脱線しますが、夢がない人は、ある人を否定します。

ある人はない人を否定します。ただそれだけ。

 

この世は過酷なのか、栄光に満ちているのか。

実は栄光に満ちています。それでも決めるのは本人です。

 

人の頭は不幸やネガティブな話題ほど入ってくるようになっています。

危機本能がそうさせるわけですね。

 

情報ダイエットを意識してください。

子どもだけに限らず、大人も同様です。糖質制限ダイエットのように、情報制限も必要です。

 

情報を入れると頭が動きます。これがくせ者で、考えたって夢は出てきません。

子どもが最高のお手本ですが、夢は理屈のない憧れです。

 

「僕はいつかウルトラマンになりたい!」

・・・なれるわけないじゃないですか(笑)

 

でもいいんです。

正義を守るヒーローになる可能性を秘めています。

現実社会にあったウルトラマンにその子はなっていくんです。

 

「サンタクロースはいる」と思えている方が幸せです。

夢はないよりある方が絶対いい。

ていうか夢がわかってないと人生はうまく回りません。

 

誰でも夢は抱けます。大事なのはセンスを育てること、守ること。

情報制限、シャットダウンも必要なのです。