学校に行けば自信はなくな方が多いものです。

学校の基準は「成績」「運動」「社交性」「目立つこと」あたりです。

 

過去を振り返って私は器械体操系や数学系はさっぱり分かりません。

「俺ってダメダメだなぁ」と何度も思いました。

 

でね、お子さんにこう伝えてほしいんですよ。

「基準なんていくらでもあるんだ」と。

 

超一流と言われる人でも他のジャンルでは凡人だったりします。

本田圭佑はサッカー基準で考えたら超一流ですが、コックやらせたら普通でしょう。

セールスマンには向いてなさそうだし、事務作業は出来ないでしょう。

 

物差しは一つでなくて複数です。

数字やお金だけで世の中が成立しているわけでなく、価値あるものは多くあります。

 

小さい頃って学校が全てなんですよ。

学校での評価=自分、と勘違いします。

 

世間に基準は沢山あって、周りとの調整役だったり、コツコツと目立たないことができたり、人一倍優しかったり。

大人になれば分かることですが、子どもにはこれが分からない。

 

落ちこんでいるときはもちろん、何気ない会話で「基準はいくらでもあるからねぇ」と教えてあげてもらえませんか。

 

障害のある子も同じです。

「全員がそうだ」というカテゴライズはしませんが、私は障害のある人と接していて心の有り様に驚くことは多いです。

 

例えば、出来ないことを「出来ない」とそのまま言えるんですよ。

私含め、素直に「出来ないんです」と言える人少ないですから。

 

基準って時代によっても変わりますよね。

精神性が尊重される時代もあったわけです。そもそも人間は精神の方が大事。

 

生産性や経済性だけで相手を評価するということは、自分自身「お金が全てだ」と考えているということですからね。

世の中全体としてマズイ空気になっていると思っています。

 

「学校以外の基準はいくらでもある」

「一つの基準を満たしていないから自信をなくすのはもったいない」

 

学校に通っている間は、基準がいくらでもあることに気づけないんですよ。

お家で伝えてあげてください。

間違いなく喜びますよ。救われたような気持ちになる子もいるんじゃないかな、と思っています。