過保護とは相手の領域に入り込み過ぎることです。

 

過保護は相手の家に入るのと似ています。

私たちが他人の家に入らないのは自分と他人との境界線が分かっているからです。

「佐藤さん」「鈴木さん」「山田さん」と表札が掲げられ、玄関も別れている。だから間違えない。

 

ただ親と子の領域は目には見えません。心の内で分かれているもの。

誰でも心の中には”自分の家”があります。「ここまではOKだけどここからはNG」という家です。

 

子どもも家を建てています。

成長するにつれ「ここまではOKだけどここからはNG」という”自分の家”を建築中です。

 

子どもの家に入り込んでしまうのは、親子の境界線が分からないからです。

 

まずお母さん自身の”家”を知ることです。子どもの家は建設中なので分かりにくい。

 

「好き」「イヤ」「こうしたい」とご自身の心に素直になれていますか?

我慢すること、相手に尽くすこと、自分を出さないことを美徳としていませんか?

 

最初に”自分の家”の形をはっきりさせるのがコツです。

すると”相手の家”も見えてきます。

「ここは本人に任せておこう」「ここは私の出番だ」という感覚です。

 

過保護をやめるのは自分自身を知り、自分に優しくなることです。

 

「自分が分からない・・・」とおっしゃるなら、これから知っていきましょう。

このサイトは”自分を知るヒント”として作っています。

 

答えは本の中にも、先生の言葉にもありません。

 

宝物はいつも自分の中にあります。