私は子育てに関する情報配信やカウンセリングを行っています。

 

「怒ると叱るの違い」ですが

 

怒るのは自分の感情で怒ること。

叱るのは相手のためを思って叱ること。

 

ですね。意味合い的には。

 

望ましいのは「怒るよりも叱る」です。

ただ実際どうでしょうか。

「つい怒ってしまった」という人は多いのではないでしょうか。

 

実際に「今日も怒ってしまいました。反省しています」とお悩みいただくことがあります。

多くは丁寧で礼節をわきまえたお母さんです。

 

そんな方にお伝えしたいのですが。

 

ずっと一緒にいれば怒ることもありますよ。

「叱りましょう」という専門家だって家では怒るでしょう、きっと。

 

あんまりご自分を責めないでくださいね。

 

とはいえ「怒りたくない」というお気持ちは素敵です。

私は今は全く怒らない人です。コツがあるのでぜひ役立ててください。

 

怒らずに叱るコツ

叱るコツは「正義より愛だ」と思うことです。

 

ここでいう正義とは常識やマナー、ルールや世間体。他人の意見も含まれます。

 

私は怒らない人ですが「正しい人間であろう」とは微塵にも思わないのです。

ただ「愛する人間であろう」とは毎日思っています。

 

この違いです。

子育てとは正義よりも愛です。叱るコツも正義より愛。

これはもう世界の大原則です。「宇宙の大原則なんじゃないか」と思うくらいです。個人的には。

 

この原則にのっとって解説いたします。

 

誰もが一度は”正しい”になる

ほとんど避けては通れない道なのかもしれませんね。

「正しいことをさせなければ」「周りに迷惑をかけてはいけない」など思ったことないですか?

 

だから怒ってしまうんです。

 

怒るのは正義を意識するからです。

誰しもが一度は正義を意識します。ゆえに怒ってしまいます。

 

私も「正しくあろう」と意識しすぎて失敗したこと何度もあります。偉そうなこと言えません。

ただ失敗して分かったのです。

 

最初に「叱るとは相手のために思って叱ること」と書きました。

要は「愛情を持って叱る」ということです。

 

叱るためには愛情がいるんですよね。

つまり叱るに正義はいらないんです。

 

常識やマナーやルール、世間体でもって子どもを見ると、裁いてしまいます。

正義を意識すればするほど怒るんです。

 

正しいを捨てましょう。今すぐに。

なんだか怪しい宗教みたいですが。愛を信じてください。

ビートルズの名曲「All you need is love(愛こそ全て)」ですよ。本当に。

 

愛するコツは正義を忘れることです。

 

ちょっと怖いかもしれませんが大丈夫です。

 

お子さんに対しては、正義でなく愛の人でいいんです。

今まで培った「正しくあろう」をガラガラと捨て去ってください。

 

「怒ってしまった」と悩んでいる方は両手に正義と愛を持っているんです。

 

今は片手にある「正しさ」を放り投げて両手でたくさんの愛を持つんです。

そしてお子さんにそれを全部渡すんです。

 

正義を捨てると叱れます

普段は子どものおいたも大目に見ていいんです。

周りのお世話になりましょう。頼ることもしましょう。

 

お母さん自身のストレスが溜まらないようにしてください。

「今日も楽しかった」と日々に感謝できる心の状態がベストです。

 

その状態でもなお「これは注意せねば」とお母さんが感じることがあるでしょう。

 

そのとき叱る事が出来ます。

それは愛でもってお子さんを見ているから。

 

正義と愛は両立は出来ません。出来たらきっとあなたは神様です。

 

私たちは人間なので、一つに絞るんですよ。

 

お母さんは愛の人になりましょう。コツは正義を忘れるんです。

そうすれば怒らずに叱ることが出来ます。

 

「正しさを気にしてしまう・・」という方は引き続き当サイトをご覧ください。

こちら”正しいお母さん”から”優しいお母さん”に変わってもらうためのサイトです。

あなたのお役に立てることかと。

photo by Paul Schultz