今、学校に通う子どもたちへ

優しいは損なの?学校では”少し悪いヤツ”が得をするだけ

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この記事は今、学校に通う子どもたち向けに書いています。

 

「なんで人に優しくしないといけないんだろう?」

「真面目って意味あるの?かっこ悪いだけじゃん」

 

こんなこと思ったことないですか?

 

そして「自分は間違ってるのかな・・・」と思う人もいるでしょう。

 

大丈夫です。あなたのその優しさや真面目さは間違っておりません。

 

みんな同じことで悩む

中学生くらいだと心の中で思う悩みを誰かに言うことは少ないモノです。

でも大体みんな同じことで悩んでいます。

 

私は中学生くらいから「優しさって意味あるの?」という疑問を持っていました。

やりたい放題やっている同級生をみて「こっちの方が得なのでは??」と思ったのがきっかけです。

 

私自身は真面目な方の学生だったと思います。

ただそんな自分に「これでいいのかな?」と疑問を抱いていました。

 

例えば掃除の時間。

「これサボる方がカッコいいのかな。真面目にやっている俺はかっこ悪いのでは?」

「なんで俺はワルさが出来ないんだろう。先生が怖いから?人に好かれたいから?」

そんなことを考えていました。

 

私は今はもう大人です。

 

学校卒業して十数年経って「優しさや真面目さ」といった答えが出ました。

「俺はこれでいいんだ」そう思えるようになって迷いがなくなりました。

 

大学時代の”ウソ”

私が大学生のときの話です。私はアメリカンフットボールの部活をしていました。

 

当時の私はアメフト中心の大学生活でした。

練習のない日は自主的にお金を払ってトレーニングジムに通い、トレーニングしない時間はアメフトの戦術を学び、大学ノートには自分で思いついた戦術を書き込んでいました。

 

大学4年目の春に新年度のチーム主将を決める話合いがありました。

その際に「主将になりたい」と立候補した者がいました。

 

彼は今まで練習を頑張るタイプでもなかったのですが「どうしてもやりたい」と意欲的でした。

決意表明では「今まで自分は我慢していた」「もっと上を目指したい」「全国大会に出るのが目標だ」そんなことを話していました。

 

その決意を聞いて私は「彼に任せよう」と思いました。

 

彼は主将になりました。

ただ始まってみると彼は今まで通りです。

むしろ新入生の女子マネージャーを口説いて嫌がられたりと悪い行為ばかりが目立ちます。

 

「これはどういうことだろう??」と私は考えながら、彼とは距離を置くようになっていきました。

 

ある飲み会の始まりでその彼が私の元へ来ました。

多分、私との仲を元に戻したかったのだと思います。

 

彼は最初の決意表明通りの言葉を言って来ました。

「自分は去年のやり方は気に入らない」「目標は全国大会だ」といったことです。

 

そのとき「あ、こいつウソつきだったんだ」と私は思いました。

発言と実際の行動があまりにもかけ離れていたからです。

 

同時に「今年1年終わった」と思いました。

「この主将の元で勝てるわけがない」「俺の最後の1年はこれで終わり」それを悟ると、涙が出てきて私は飲み会の場を出て家に帰りました。

 

得るものもあった

やる気のない主将の元では勝てるわけがありません。その年は惨敗です。

主将である彼は結果を気にしている様子はありません。

私には「最後の1年を失った」という感覚があり、彼は何も失ってないように見えました。

 

「ウソついてもいいのか?やりたい放題やった方が得なのか?」と私は不条理を感じました。

ただある日、主将の不満を言っている同期がいました。

 

その同期をみて「やりたい放題やると信頼を失うんだ」ということに気づきました。

「俺がこの主将みたいな人間になったら友人減るだろうな」とそう思ったんです。

 

同時に「優しさや真面目さに意味はある。良い友達を作るためだ」と中学生の頃からの疑問が解けました。

 

学校は”ちょっと悪いヤツ”が得をする

私は大学を卒業して学校の先生になりました。

大人になって学校の世界に入って分かったことがあります。学校では”ちょっと悪いヤツ”が得をします。

 

目立つほどに悪さをすると先生の指導が入るので、本人も苦労します。

ですが”ちょっと悪い程度”であれば良いことが続きます。

 

私自身「悪い方が得なのでは??」と思った対象は”ちょっと悪いヤツ”でした。

 

ただ何かを得れば何かを失います。

いい加減なことをすれば信頼を失うし、真面目にやると損はしますが信頼は得られます。

「なんで自分だけ真面目にやってるんだ?」と疑問に思うことあるでしょう。

でもその分、あなたは誰かから信頼されています。

 

正しいとか間違っているではなく「自分はどうありたいんだろう?」で選んでみてください。

 

私は「出来る限り誠実で思いやりある行動をとろう」と大学最後の年に思いました。

理由はそっちの方が良い友達が出来ると思ったからです。

 

報われるときもありますよ

大学卒業後に私は先生になります。ただ失敗をして周りからの先生の反感を買い、居場所を失って辞めました。

そこから2ヶ月間引きこもりになりました。「自分には価値がない」とそう思っていました。

 

引きこもりを終わらせたのは大学のアメフト時代の友人です。

ある日、誘われてお酒を飲みに行ったんです。

久々に楽しい時間を過ごせました。「もう一回こいつらと飲みたいな」とそう思いました。

 

「また会うためには働いてお金を稼がないとな」とそう思いました。

それで私の引きこもりは終わりです。現在に至ります。

 

真面目さや優しさは時に損をします。理不尽な目にもあいます。

でもその代わりとして信頼を得ます。その信頼は良い友人を作るための土台となります。

 

あなたはどうありたいですか?

信頼出来る友人がほしいですか?

そう願うなら、あなたの優しさや真面目さに意味はあります。

 

中学、高校の頃であれば「損してる」「偽善かな」と迷うことがあるかもしれません。

でも続けてみてください。報われるときがきっときます。

 

 

このブログでは問い合わせフォームを設けています。私は今は先生ではないので肩書きに縛られずに相談も受けられます。

悩み事などあれば遠慮なくどうぞ。喜んでお答えします。

dai

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