スーパーや喫茶店などで騒いだり。

子どもの行動で「コラ!」と怒鳴って落ち込むお母さんおられるでしょう。

 

私は以前は先生をやっていたのでお気持ち分かるつもりです。

責任があると「私がなんとかせねば!」と焦ってしまうもの。

 

真面目で責任感あるから怒ってしまうんですよね。

 

であるならば。

自己嫌悪になる必要ないと思いません?

 

ていうかないんですよ。

 

というわけで、今回のお話は「迷惑かけてしまった・・」と落ち込むあなたに。

 

「落ち込むことないんじゃね?」と元気になってもらいます。

 

申し遅れました。

私は教育に関する情報配信及びカウンセリング及びコーチングを行っています。

 

「子は親の鏡」です。

子どもを変えるのではなく、親御さんに変わってもらいます。

 

説教する気は全くないので、明るく前向きに変わっていきましょう。

それがお子さんのためにもなりますから。

 

誰しも一度は”正しいお母さん”になる

世の中は「こうあるべきだ」という正義が覆っています。

 

その空気にいると「正しいお母さん」になります。

またご自身が辛い経験をされると「正しいお母さん」になることもあります。

 

”正しいお母さん”とは周りの視線や評価が気になるもの。

誰でも気になるものですが、それがご自身を苦しめているなら変えていきましょう。

 

例えば。

正しいお母さんは子どもが走り回る姿に「これではいけない」と感じます。

 

ただよーく考えてみてください。

 

子どもが迷惑かけるのは当たり前。

まだ幼いんだから当たり前。

大人になってスーパーで走り回る人もいません。

 

だからこの問題は注意だけで大丈夫です。

「ルールやマナー知ってもらう」だけでいいんですよ。

 

「静かにしましょう」というルールを提示すれば「私、グッジョブ!」で役割終了です。

警察のように取り締まる必要はないんですよ。

 

やさしいお母さんはこう考える

正義の正しいお母さんでなく”やさしいお母さん”なるとうまくいきます。

 

やさしいお母さんは「正義より愛が大事よね」という感覚が強いのです。

 

子育ての大原則なので覚えておいてください。

これはもう世界の大原則。宇宙の法則かもしれません。

 

子どもを善くするのは正義ではなくです。

 

正義と愛を比べてみましょう。

 

正義には「こうあらねば」という条件がついています。

その条件を満たさないと愛が与えられないのが正義です。

 

愛は無条件です。

「こうあらねば」という条件がないのです。

 

やさしいお母さんは「こうあらねば」が薄いのです。

そして「あなたのままでもいい」という無条件の愛が強いのです。

 

・・・って書くと「正しいお母さんに愛がない」と思われるかもしれませんが違います。

考え方、受け止め方の問題です。ゆえに誰でもやさしいお母さんになれます。

 

やさしいお母さんはこうする

例えばやさしいお母さんはスーパーで走り回る子どもをどうするか。

それは「正義にならない」のです。

 

もちろん注意はします。大きな声や無理矢理移動させることもあるでしょう。

ただそれだけです。

 

その場が丸く治まればいいんですよ。

 

子どもに責任をとらすことをしないんです。

 

自分自身が責任をとることもしません。自己嫌悪しないのです。

「あーあ、やっちゃった」くらい。その程度です。

 

だって誰も悪くないですから。

 

怒らなくていいんですよ。

 

正義=秩序=警察

正義とは厄介なものです。

正義は秩序の上で必要ですが、人を善くするものではありません。

 

秩序や正義の代表は警察ですね。

photo by Caribb

 

逮捕や取り締まりで「私は改心しました」と涙を流す人はいませんよね。

「ヘマしちゃったな」「次は気をつけよう」くらいです。

 

改心するのはその後の成長であり、教育です。

教育に必要なのは絶対に愛です。愛を渡しつつルールを教えるから学ぶのです。

 

だからお母さんの正義はほどほどでいいんですよ。

お母さんが困らない程度の正義で十分です。

 

警察のように犯人捜しや逮捕、罰則までやらなくていいんです。

 

やさしいお母さんになるために。

「正義をしない」を意識しましょう。なんなら口に出して言ってみましょう。

「正義しなくていいや」と言ってみるんです。はい、どうぞ。恥ずかしがらずに。

 

・・・言えました?

 

ちなみに。

 

もしこのあとに「コラ!」と怒っても自己嫌悪にならないでくださいね。

 

人間誰しも変わるのは少しずつです。

子どもと一緒。ちょとずつ上手になっていけばいいんです。

 

正しいお母さんにも無条件の愛なんですよ。

正しいお母さんには「私は私でダメなんだ」と感じた過去があるもの。

 

でもそんなこと絶対ないですから。

 

最初に出会った人、最初の経験で「私は私でダメなんだ」と思い込むことがあるんです。

でも事実はそうではありません。あなたはダメな人ではありません。

 

お子さんが無条件で愛される存在のように。お母さんも誰かの条件を満たす必要はないんです。

 

この世に本当に悪い子はいません。同じように本当に悪いお母さんもいないんですよ。

誰かの条件を満たすことなく、既に存在していいんです。ありのままでいいんですよ。

 

・・と書くと何かの宗教みたいですが、理論的にそうなっています。

だから大丈夫です。安心してください。

 

というわけで。

 

お母さんは「静かにしようね」「ここで騒いだらダメなんだよ」とルールを提示するだけOKです。

子どもは絶対覚えていますから。今は「たのしいー♪」という気持ちを抑えられないんです。

 

守れる日がくればちゃんと守ります。そんな日が来るまで見守ってください。

 

無条件の愛で許していいんですよ。

そう。それはお母さん自身もね。(iphone風に)

 

・・・

 

し、失礼しました。