心を育てよう

中学生の反抗期。子どもは上からの圧力に反しているだけ。

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私は中学校で先生をやっていた時期があります。

3年生で野球部の2人です。その2人ともに丸刈りでいかにも野球少年という褐色の好青年たちでした。

 

学校ではトランプが流行っていました。校則でトランプは禁止です。見つかったら没収です。

ただそれでも子どもたちは隠れてやっています。

 

ある日、放課後に私が廊下を歩いていたらその野球部2人がトランプに興じていました。

仕事なので私は注意しました。

「学校には持ってこない」という口約束をしてもらってその場は終わりです。

 

ただ数週間後にまた2人で放課後にトランプをしているのを目撃しました。

私はその姿に違和感を感じました。

 

彼らは野球部です。2人がいつも一緒なのは野球が好きだからでしょう。

 

放課後は野球の練習時間前です。そんな時間になってもトランプやっているのは楽しいからです。

 

「トランプより面白いことなんて沢山あるはずなのに」と私は思いました。

ではなぜ2人はトランプをやっているのか。それは校則違反だからだ、と思いました。

 

私は2人に「先生がトランプ禁止って言うからやってるの?」と質問しました。

明るい表情で「そうそう。分かってるやん!」と答えが返ってきました。

 

この返事に没収するのはバカバカしい気がしたので見逃しました。

取り上げることに意義を感じなかったのです。

 

制汗剤といじめはどっちが悪いのか

私は中学校にいて失礼ながら「先生は無駄な事に全力疾走しているんじゃないか」と感じていました。

 

例えば、学年会議では「〇組のあの子はいじめられているようだ」という話は3分ほどで終わります。

男子が制汗剤を持ってきていることは許可か没収かに2時間かけて議論します。

「制汗剤は禁止だ」「でも匂いを気にするのはマナーだから」などの意見が飛び交います。

 

その姿を見ながら「なんでこの議論に本気になれるんだ?」と私は考えていました。

 

翌日の休み時間に男子生徒が制汗剤をかけている姿を見ました。

私はこの姿に困りました。

「制汗剤は悪いことだ」と相手に納得させる自信がなかったのです。

 

 変わるべきは大人ではないのか

先生は「子どもたちを変えよう」と努力をしています。そのために研修や議論を重ねています。

私は「変わるべきは先生の方だ」と考えています。

 

「先生の仕事とは何なのか」

「子どもたちは何を求めているのか」

「世の中は学校に何を求めているのか」

 

そういった原点に立ち返って、子どもを変える前に己の姿を正すべきです。

 

先生が理屈に合わない行動を減らせば、子どもたちも理屈に合わない反抗をやめるでしょう。

見方を変えれば練習時間ギリギリになってまでトランプやる野球部の姿は悲しくもあります。

 

そして、この先生の姿を教訓にご自身に当てはめてみてください。

 

教育のプロ、本職である先生もこの姿です。

失礼ながら保護者の方と接していても「まず親御さんの姿勢から変えた方がいいですよ」と感じることがあります。

ただスパルタ的な意味ではなく「まず親御さん自身が自分らしさを認め、充実した日々を過ごすべきだ」と考えています。

 

先生も苦しんでいます。

「冷蔵庫売り歩くセールスマンみたいだな」と私は思っていました。

 

先生はどう考えても売れないものを必死で売り歩いています。

「いらないから」と相手が言っても「買うべきだ」と説得しようとします。

それは売る側も買う側も苦しいことです。一番良いのは売る商品を変えればいいんです。

 

子どもの反抗に特に意味はありません。「大人がダメというからやっている」くらいのものです。

 

それを力や方法論で解決しようとするのではなく、まずご自身が変わることを意識してみてください。

変わるのも苦しい選択ではなく、楽しい選択を、です。

 

学校の先生が矛盾した行動で苦しんでいるように、家庭でもそれが起こることがあります。

それを解決し、親と子がお互いに日々を楽しめるようにお手伝いするのがこのサイトの主旨です。

 

お悩みの方は問い合わせフォームやサロンを通してご活用ください。

dai

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