子どもって思い通りに育ってくれないですよね。

どれだけ手を尽くしても「やらない」となったら全てが水の泡です。まぁそんなものなのでしょう。

 

私は教育に関する情報配信及びカウンセリング及びコーチングを行っています。

「子は親の鏡」です。

子どもを変えるのではなく、親御さんに変わってもらいます。「変わりたい」と思っている人が対象です。

 

ではどう変わっていくかというと「正しいお母さん」から「やさしいお母さん」になってもらうんです。

 

正しいお母さんというのは「正しくあらねば」と自分より周りを気にする方です。

やさしいお母さんは「私はこう思うから」とご自分の感性を大事にされるお母さんです。

 

これは黄金の法則なのでぜひ知っておいてください。

子育ての原則は正義よりも愛なんです。

 

正しさや周りの意見で子育てすると子育てが”仕事”みたいになるんですよ。

するとお子さんとの時間が楽しめません。良い結果も出ません。

 

周りよりもご自身の感性を第一としてみてください。すると子育てに彩りが出ます。

心から笑える瞬間がきます。

 

仕事は他人の命令通りにやって、遊びは自分の感性でやるじゃないですか。

それと同じです。

 

ご自身の感性を大切に、やさしいお母さんになってください。

このサイトはやさしいお母さんになるための”手引き書”です。

 

あ、ちなみに「正しいお母さんからやさしいお母さんへ」とオススメしてますが「正しいお母さんは悪い人だ」という意味ではないですよ。正しいお母さんにもそうなる理由があります。善悪ではないんです。

 

ワガママはやがて信念となる

今回はワガママな子どもが信念のある大人になっていく方法です。

 

「正しい」を意識すると協調性は身につきますが、流されやすくなります。流され過ぎると自己犠牲となります。

「気持ち」を第一とすると、たまに逸脱しますがブレない心が出来上がります。それが信念です。

 

子どものワガママは悩みのタネですよね。

でも良い方向にもっていけば信念となります。ワガママも悪いことばかりでもないんです。

 

今の意志の固さが良い方向へいって、将来信念ある大人になってくれれば素敵ですよね。

「そのために親はどうしたらいいの??」というお話しです。

 

似ているようで違うワガママと信念

子どもはワガママです。

「こうだ」と決めたらテコでも動かせません。※身体は動きますが気持ちがね。

 

大人は柔軟です。

自分の気持ちとは裏腹に周りの流れに合わせて行動します。

 

なんだか大人の方が優れているような感じがしますが、それは錯覚です。

 

信念で言えば、大人は周りに流されて信念がないのです。

 

だから会社や組織では信念ある人がもてはやされます。

学校にいるときは「みんなと同じようになれ」と流れに沿うことを求められます。皮肉なものです。

 

真ん中がいいんですよ。

「子どもみたいな大人」が信念のある人なんです。

 

そこに愛はあるのかい?

1990年代のドラマですが「そこに愛はあるのかい?」と事ある毎に尋ねる主人公がいました。※ちなみに江口洋介

 

ワガママと信念を分けるのもそれです。

「そこに愛はあるのかい?」が分かれ道です。

 

愛のある自己主張が信念です。

愛のない自己主張はワガママとなります。

 

分けるのは「誰かのためを思えるか」という愛の有無です。

 

子どもが「ワガママ」と判断されるのは自分のためだけだからです。

「オモチャ買ってー!」とかですね。

 

子どもが「僕はどうしても世界を救いたいんだ!」と言い出したらワガママとはなりません。

PHOTO BY V Threepio

「じゃあ早く宿題しなさい」とでも言いたくなると思いますが。

 

要は相手のことを思えるかです。

愛があれば何でもいいのです。

 

正しいお母さんはこうする

正しいお母さんは「正しくあること」を第一とします。

つまり人の目を気にして我慢をします。その我慢が「自分にウソをつく」レベルです。内心では傷ついています。

 

例えば「常に頑張り、常に笑顔」です。

やりたいことを我慢して、血が出ても他人から褒められる行動をとります。

 

「そこに愛はあるのかい?」で言えば周りへの愛はあるかもしれません。

でも自分への愛はないのです。

 

血が出ていても「痛い」と言えないんです。

 

そして無意識的に周りの人にも同じ事を求めてしまいます。

 

やさしいお母さんは意外に愚痴っぽい

やさしいお母さんも愚痴は言うんですよ。

嫌なモノは嫌だし、腹が立つと愚痴ります。血が出たら「痛いわー!」と言います。

 

やさしいお母さんは常に笑顔で常に努力ではないんです。

「私は私でいいんだ」と思っているんです。

 

好奇心で行動することもあります。余裕があれば誰かを助けます。

自分の感性がはっきりあって、そのまま、ありのままです。

 

自分がそのままなので、相手にも「あなたのままでいいよ」と思えます。

 

・・・といってもやさしいお母さんは超人ではないですよ。

なりたい気持ちがあればなれるものです。ご安心ください。

 

素直な自分を褒めてみる

「やさしいお母さんは自分の感性で行動する」と言いました。

 

そのためにまず。

自分の好きなことややりたいことをやってみてください。

 

娯楽でもプチ贅沢でもいいですよ。

それは誰のためでもない、あなただけの楽しみです。

 

「楽しい」「嬉しい」と感じますよね。

その感覚があなたの感性です。

 

そしてそんな自分に「私OK!」と認めてあげましょう。

 

最初は「これでいいの?」と違和感が湧くかもしれません。

 

でもね、それでいいんです。

んなそんなもんなんです。

 

私もたまにサボりますし、愚痴を言います。弱音を吐きます。やりたいことをやっています。

 

だからあなたもサボって、愚痴って、弱音吐いていいんです。

痛いときは「痛いわー!」と訴えましょう。

 

好奇心を抑えずに、自分の人生を感じてください。

 

お母さんも無条件ですよ

子育ての大原則は正義よりも愛です。

 

正義とは条件です。「こうあらねばならない」という条件がついています・

愛は無条件です。「あなたはあなたでいい」という無条件です。

 

無条件の愛が大切なのはお子さんと・・お母さんなんです。子どもだけじゃないんですよ。

 

お母さんが自分を無条件で愛せるかがスタートなんです。

「私は私でいい」「他人のようにやる必要はない」と思えるかです。

 

それがお子さんにも伝わります。

「僕は僕でいい」「私は私でいいんだ」と思えるのです。

 

やがてお子さんのワガママに愛が加わって信念となります。

 

”正しいおかあさん”には理由がある

どんなお母さんでも最初は「やさしいお母さんになろう」と思っています。

「正義のお母さんになりたい」とは誰も思わないはずです。

 

でもいつの間にか正しいお母さんになってしまうんです。

 

そうなるには理由があって、原因の多くは過去にあります。

子ども時代に起きた出来ごとや辛い経験から自分の気持ちを抑圧したことから始まります。

 

それに気づいている人も気づいていない人もいるでしょう。

「気づかずに正しいお母さんの状態になっている」ということです。

 

私の夢は「やさしいお母さんが増えること」です。

正義のお母さんは苦しいはずです。ならぜひやさしいお母さんになってください。

 

やさしいお母さんには時に苦労はあっても穏やかな日々が訪れます。

やさしいお母さんが増えれば、やさしい子が増えます。その分、世の中も善くなります。

 

「やさしいお母さんになりたい」という夢をお持ちでしたら、ぜひその願いを叶えましょう。

今まで見ていた光景が一変します。お子さんがより愛おしく思えます。

 

「やさしいお母さんの世界」というのがあるんですよ。いやホントに。

 

「変わりたい」「やさしいお母さんになりたい」という方は引き続き、当ブログ夢へのenzin(エンジン)をお読みください。

「やさしいお母さんが見ている世界」へご案内しますよ。

photo by Vince Alongi