車椅子に乗る知人が何人かいます。うち一人が誕生日でお祝い会をしました。
会は上の写真にあるようにケーキの演出あり、プレゼントありで喜んでもらって無事終了。
会終了から店を出て10分ほど。駅へ向かって移動していたときの話です。
店を出た時間は20時を回っていて辺りはもう真っ暗。私と車椅子の友人2名で駅まで行くと周辺は工事中。
工事現場では中年の警備員の人が立っていました。
その警備員は我々の近くまで来て信号を渡る際の車を止めてくれていました。
「ありがとうございます」と私と友人らが言うとその人は後をついてきます。
親切心なのでしょうが、駅のエレベーターまで一緒でした。
エレベーターまでは道が細くて私が先頭。後ろに車椅子の友人2名です。
警備員の人は何やら後ろの友人に話しかけています。
聞き耳を立てると「兄ちゃん、歩かれへんのか?」「大変やなぁ」といらぬ発言が連発です。
ただ友人は「はい。そうなんですよ」と笑顔で対応していました。
やがて警備員と別れ3人でエレベーターに。
私は友人たちが不快な気分でいるんじゃないか、と思っていましたが、彼らは平然としていました。
それ以外にも私は彼らと出かけた際にで差別的な発言、心ない対応を受けることがあります。
そんなときでも彼らは平常心です。
この心の強さはどこから来るのか、以前友人にそれとなく聞いてみたことがあります。
返ってきた答えは「自分を肯定してくれる人に沢山出会ってきたから大丈夫」とのことでした。
自分を否定されることが起きても、親や先生や友人など自分を肯定的に受け止めてくれる人の顔が浮かぶそうです。
だから気にならない、気持ちを切り替えることが出来る、そう言っていました。
どん底にまで落ちないのは肯定してくれた誰かがいるから
私は中学校で先生をしていた時期があります。
大学生時代に「夢を叶えられる先生になろう」と思い立ってから、その目標のために行動してきました。
ですがすぐに挫折して辞めることになりました。自分は世間知らずだったことを思い知りました。
私は自信をなくして2ヶ月間引きこもりになりました。
あの頃は非常に不安定な時期でしたが親は何も言わず、普段のままでいてくれていました。
ただ親の内心はそうではなかったはずです。「この子は一体どうなるんだろう」と不安だったはずです。
私の両親はそれぞれに友人がいて、趣味があります。土日は何かしらで出かけており、私は一人になっていました。
でもその一人がありがたかった。変な表現ですが「俺がこんなんでも親は大丈夫だろう」そう思っていました。
親が自分だけの趣味を持つ、友人がいる、子どもを放ったらかしにできる。
一見良くないことであり、褒められるものではないですが、親子は共鳴し合います。
お母さんが自分の人生を良くするように生きることは子どものためにもなります。
家庭や育児、仕事や近所の人間関係など悩むことあれば、溜め込まず解消することも必要です。
私はこうやってブログやメルマガ、オンラインサロンを通して情報配信していますが「お母さんが変わることが子どもを変えることに繋がる」そう思って書いています。