心を育てよう

特別支援学校に通う子たちの道しるべになるかもしれない車椅子に乗る青年の話

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先日、車椅子に乗る知人とご飯を食べました。

彼は20代前半。

特別支援学校卒で今は訓練施設に通っています。そんな彼から感動をもらったのでお裾分けいたします。

 

障害があるから出来ないのか

特別支援学校にいた頃から、彼は影響力のある人物。

彼を慕うものは大人、子ども関わらず多くいます。

 

「彼と出会ったことで変われた」

 

そういう後輩だっているのです。

その後輩は学校の先生が「お手上げだ」と感じていたほど。

 

ぶっちゃけ人格に影響を与える多くの場合は先生ではないと思っています。

先生に見せている姿はうわべの姿がほとんど。先生は子どもの見た目の行動は変えられますが、中身は変えるのは難しい。

 

変えられるのは身近な友人や先輩後輩だったりします。

彼とその後輩がその通りの例でした。

 

車椅子、障害、親の援助なし。将来に悩む

彼は現在自分の進路で悩んでいます。

 

というのも彼がやりたいのは、支援学校で経験した『誰かの役に立ちたい』というもの。

自分の経験や考えを誰かに伝えることがしたいそうです。

 

では今、何を悩んでいるのか。

それは彼の志を理解してくれる人がいないから、のように思います。

 

彼の周囲にいる人間(施設職員)は「とりあえず作業所へ通いなさい」と言います。

理由は「作業所に行けば勉強になるし、分かることもあるから」といったもの。

 

ただ彼は「誰かの役に立ちたい」と願っています。

もちろん作業所へ行って生産活動に加わるのも誰かの役に立つことです。

 

ただそれは自分にしか出来ないことではない。

また仕事自体に魅力を感じない。

 

彼が望む、恋愛、結婚、車の免許などもその道では叶いそうにないのです。※彼は親からの援助は受けられないので全て自力なのです。

 

ただ彼がいくら何を言っても周りは聞く耳をもたないようです。

「人の役に立ちたい」「自分の経験や考えを伝えたい」というのも「先輩風を吹かせたい」くらいの意味にしかとられていないようです。

 

故に先日会ったときは今までにないほど落ち込んだ空気でした。

 

普段は前向きな話題が多い彼ですが、妙に否定的な話が多かったり。

理由を探っていくと、先ほどいった「周りが理解してくれない」というものです。

 

どちらが「何も考えていない」なのか

私が彼の話を聞いてて「それはヒドいなぁ」と思ったのは、彼の周囲にいる福祉関係の人間の言葉です。

 

「もっとちゃんと考えろ」

 

そう彼に言葉をかけるそうです。

 

私から言わせれば彼ほど自分の人生を真剣に考えている人間を知りません。

 

彼は身体障害があります。軽度ですが知的障害もあります。

それは彼自身理解していてるし、頼れる親類はほぼいない状況です。

彼の友人たちはみな企業就労や作業所へ通っています。

 

自分自身も同じ道を歩むことに「おかしさ」はないのです。

流されたっていい、ということです。

 

人は流される方が楽です。また争いを避けます。

周りにいる支援者や大人に抵抗して生きることがどれだけ辛く、悩む生き方か。

 

私から言わせれば彼に「もっとちゃんと考えろ」という福祉側の職員の方が実は何も考えていません。

職員の多くは「これはおかしい」「自分たちに出来ることはないのか」など考えずに前例主義、事なかれ主義で仕事しています。

 

「そっちの方が無思考で仕事してるじゃないか」と私は思います。

 

それでも前へ進もうとする

彼は最初は落ち込んでいました。

周りの人間からの「こうしなさい」「これが正しい」という言葉に参っていたようです。

 

ただ一通り今の自分の状況の愚痴や悩みを出して、自分自身気がついたようでした。

 

「やりたいようにやる」

 

と最後に言い切っていました。

 

彼は小学校から高校までずっと特別支援学校。

障害があり、車椅子。親の援助はほぼなし、です。

 

でも「やりたいことやる!」って決意が出来るんですよ。

 

私が彼の立場だったら同じ決断が出来るだろうか、と考えます。

自分が20代前半で。まだ何も分かってなく障害がある。それでも周りに流されずにこんな決断が出来るのか。

 

彼の存在は同じ障害をもつ子どもたちの道しるべになるはずです。

彼をみて「よし!自分もやってみよう!」と思える子が出てくるはず。

 

彼に関してはまた情報配信していく予定です。お楽しみに。

dai

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