このブログは障害ある子の生きがいを考えるブログ。

障害ある子の生きがいと安土城は全然関係ないですね。※関係ない記事いっぱいあるけど

 

「なんで安土城なのか」というと、この記事の前に『障がい者支援Cafeリーチアウト』さんを紹介したんですよ。

 

このリーチアウトさんは「障がい者支援Cafe」の名前通り、障害ある人歓迎のカフェ。

お店はバリアフリーかつ、安価で美味。

 

非常に良いお店だったのですが、立地的に目立ちにくい場所にあるとのこと。

 

障がい者支援Cafeを逆に支援しよう!

 

ということでリーチアウトさんすぐ近くにある観光地安土城に行ってきました。

「安土城の魅力を紹介して帰りにリーチアウトさんにも行ってもらおうじゃないか」という企画です。

 

・・と書くと人助けのように思いますが、単に私が歴史好きだから行ってる部分もあるんですけどね。

 

最後に真面目な話もしております。

滋賀県近江八幡市にある織田信長の居城安土城の風景と合わせてお楽しみください。

 

謎の駐車場がある

まず安土城に行かれる方へご注意を。

ここには謎の駐車場がありました。

↑左側に「観光客P」の看板見えますよね。こちら市営駐車場。有料で510円です。

で、すぐ右側にも看板があります。こちらです↓

↑「無料参拝者P」の看板。こちら安土城の所有者である摠見寺(そうけんじ)による無料駐車場。

 

安土城入口には左側に市営の有料駐車場510円が。

その右側にはお寺による無料駐車場があるのです。

 

うーむ、これは謎仕様。

 

なぜこうなったかの経緯をネットで調べてみました。

どうやらこの駐車場は新聞記事にもなっているようです。

 

で、読んで行くと最初、駐車場は無料だったんですって。

なぜなら石垣ばかりで何も整備されていなかったから。見に来る人が少なかったようです。

 

ただ次第に遺跡調査で城跡が整備されてきて、観光客が増えてきた、と。

 

そしたら市が駐車場を有料化したそうです。お値段510円。※10円がハンパなのはなぜ??

さらに市は城内への入山料も取ることにしました。お値段700円。

 

無料だった入山が計1210円かかることになりました。

さらに市は観光客を呼び込もうと安土城を名所としてアピールしだしたそうです。

 

ただ、安土城は何百年もの間、摠見寺が管理してきました。

 

お寺としては観光名所化されるのがイヤだったようです。

何かしらで市ともめたのでしょう。

 

市営の有料駐車場横に寺運営の無料駐車場をつくった、と。

 

まぁ、部外者である私には何が正しくて、何が悪いかは分かりません。

善悪を述べるつもりはないんです。

 

ただね。

 

知らずに有料駐車場入っちゃったよorz

だって白線で「入口↑」ってあるから・・

みなさま、安土城へお越しの際は右側の無料駐車場で良いですよ。

市営の有料駐車場は17時で閉まります。無料はずっと空いてます。

 

・・・あれ?なんか有料の方が不便な気がするけど。もういいや。

 

1210円分楽しもう

気を取り直して安土城です。

安土城といっても、正しくは城跡。1582年の本能寺の変にて織田信長が死去してすぐにこの城は焼かれました。

 

それ以降は整備されておらず石垣が残るのみ、整備されたのは昭和に入ってから。

ただ数百年間未整備だったとはいえ、石垣は結構残っています。

入ってすぐに羽柴秀吉(豊臣秀吉)の邸宅跡が↑

秀吉邸宅跡からまだまだ登っていくのですが、こんな感じで城の雰囲気は残っています。

まだ麓。この日は日曜日で私以外の観光客も大勢いました。親子連れで「まだ登るのー」との声がチラホラと。

安土城かなりの高さがあります。ということは頂上からの景色はキレイなはず。

「頂上からの絵が欲しい」ということで頂上を目指します。

ずっと石段だったのが、なんかそれらしいモノが。

ところがまだ続く。

おお、頂上の案内が!天守閣=頂上です。

石段昇って・・

天守閣着!

まぁ何もないけど仕方ない。「ここに信長がいた」という事実がロマン。

で、頂上からの景色ですが。

んー。写真で見たら可もなく不可もなく、ですねー。

私が見たときは感動したのですが。山登りの達成感で補正されたのか。

 

そして真面目な話を

私は歴史が好きです。古い城郭や神社仏閣見るのが好き。

とくに城郭には「夢の跡」って感じがするので好きなのです。

 

この安土城も天下統一まで目前に迫った織田信長や家臣の「夢の跡」を感じられて良いものでした。

下手に整備されている城郭よりこちらの方がリアルでいいかもしれません。

 

私は、小さい頃から歴史物語が好きでよく読んでいました。

 

でね、今回の安土城で自分から見たらうらやましい光景が。

左側に赤い甲冑着た武士がいますね。男の子です。

安土城で甲冑レンタルなんてもちろんありません。

 

そもそもが、この甲冑は紙製で手作りのようでした。

 

この手作り甲冑を着てる男の子に感動したんです。

 

男の子は大はしゃぎで、写真撮影している私の横を駆け上っていきました。

その様子が非常に嬉しそう。

 

これなんですよ。

 

私も小さい頃から歴史好きなんです。

子どもの頃は親に関西にある城廻りに連れて行ってもらいました。

安土城も今回が初めてではなく、20年以上前に一度来ています。

 

そして間違いなくこの子も歴史好き。この子のはしゃぐ気持ちが分かります。

 

甲冑着て戦国大名織田信長の安土城に来たわけです。

 

すっごく嬉しかったと思うんです。

多分この日は忘れられない日になったんじゃないかな、と。

 

私はもう大人。甲冑着て安土城を駆け上ったら不審者確定。

やりたくても出来ません。そしてやってみたい(笑)

 

でも子どもだったら甲冑着て安土城登山もOKなわけです。

 

こういう子どもの頃にしか味わえない体験を今のうちにぜひ、と強く思います。

 

私は以前特別支援学校で先生していて、今でも卒業生とは付き合いがあります。

彼らと話していると「普通の経験がしたいんだな」と思うんです。

 

子どもの頃しか経験出来ないことがあります。

 

好きなこと、楽しいこと、心がワクワクするような体験を出来る範囲でいいので経験させてみてください。

 

そういった経験が心を育むんです。

 

幸せは心で感じるものです。

ステータスでは幸せを感じないんです。

 

「これが好き!」っていうものを見つけて、それに没頭している時間は幸せです。

 

それがこの写真に表れています↓

おそらく後ろの男性と女性がご両親です。

 

親を後ろにお手製の甲冑着て安土城を駆け上がる男の子。

 

良いなぁと思うんですよ。

この日一日、この子は大変満足した一日だったでしょう。

 

またこの子が思いっきり前へ走れるのは後ろに親がいる安心感からです。

 

子どもの前に出ず後ろにいてください。元気なく帰ってきたら慰めてください。

 

でも子どもが元気よく前に出ている間は親は自由にしていいんです。

働くのもいいですし、読書やランチやスポーツなどをの趣味の時間を楽しみましょう。

 

「きっと明日も良い日だ」

「またこんな日を過ごしたい」

 

そんな瞬間を目指してください。

 

この世にそれ以上のものはないです。

「明日も良い日だ」と思える瞬間が生きる活力になって子どもを良い方向へ導きますから。