いきなり脱線するように見えて、そうではないのでまずはお読みください。
えー、私は服屋さんをめぐるのが大好きです。
おかげでクローゼット内には大量の服があります。数えたら冬物のアウターは8着ありました。
1週間毎日違うアウター着ても1着余ります。買いすぎです。自分の計画性のなさにがっかりです。
しかも毎日違うアウターを着ることはまずありません。
お気に入りのものがあって、それをヘビーユースします。
ということは3、4着あれば十分なんですよね。でも買ってしまうのは・・・まぁ趣味だからいいか。
私の場合、へービーユースするお気に入りの1着は大概が「一目惚れした服」です。
お店で見た瞬間「これだ!」とときめいて買った服はハズレがありません。
逆に散々迷った挙句買った服や店員さんと話しているうちに買った服はタンスにしまったままが多いです。
一目惚れした服がお気に入りになりやすいのは潜在的に「こんな服が欲しいなぁ」と思っていたのが具体化したからです。
普段、自分が着ている服の中で、また街中で見かける人の中で「あ、これいいな」と思えるものがあってそれが自分の潜在意識の中に入っていくんです。
それでお店を回っている間に意識下にあった「理想の服」を見かけたとき「これだ!」とときめく。
そうやって選んだ服はヘビーユースするお気に入りの1着になります。
逆に店員さんのトークにのせられて買ったものはタンス行きが多い。
「これ今年のトレンドなんですよ」
「高級な素材を使ってまして・・・」
「サイズ大きいのが流行りだから大丈夫ですよ」
そんな言葉に従って買ったものはたまにヒットもありますが、大概は買っても着ません。
おかげで最近はネットで服を買う割合が増えています。
寒くなってきたしそろそろ9着目の冬のアウターを・・・いや、ダメか(笑)
これがどういう意味かというと、どんな服がいいかは自分自身が知っているということです。
既に答えは自分の中にあって、目に見える形になったのが一目惚れした服。
服の専門家である店員さんのトークを聞き入れながら買ったものが気に入らないのは、他人の意見を取り入れたせいで本来の自分が着たい服が何なのかが分からなくなったからです。
答えは自分が持っています。例え相手が専門家であっても、最終的に良いかどうかを決めるのは自分です。
本当に良い店員さんはこちらがどんな格好をしたいのかを理解してくれて「ではこんな服がいいと思いますよ」と専門知識でもって提案してくれる店員さん。
でも実際はそういう店員さんは少ないでしょう。
これは構造的な問題です。
店員さんは売るのが目的。お客さんは自分に合う服を買うのが目的。さらに言えばなるべく安価でほしい。
つまり両者は目的が違うのです。
だからすれ違いが起きて「店員さんが苦手」というお客さんまで現れます。
最近ネットでの服購入が増えてきているようですが「店員さんと話さずに買える」という理由もあるでしょう。
少なくとも私はそうです。
これ服屋とお客さんだけでなく、色んな業界の色んな場面で起きています。
先生と目的が一致しないときがある
学校もそうです。
私は特別支援学校で長く働いていたのでよく分かります。
服の店員さんとお客さん同様に、先生と保護者は目的が違うのです。
先生の目的は一般的に「出来ることを増やすこと」「立派な子どもに育てること」
保護者はもっと抽象的で「子どもの幸せ」です。
似ているようで微妙に違います。
両者一致する場合は先生が保護者や子どものニーズを読み取って「ではこうした方がいいですよ」と提案してきたとき。
ただそれはまずありません。・・・残念ながら。
さらに服の店員さんはうっとうしければ追い払うことも、ネットで服を購入することも出来ますが、先生はそういうわけにはいきません。
1年間必ずお付き合いしなければならず、変更は出来ませんし、子どもや保護者が選ぶことも出来ません。
ただどうしようもないわけではないのです。
服の店員さんの言う通りにしてしまうのは何買うか決めてないときや知識がないため鵜呑みにしてしまうから。
学校も同様です。
自分はどうしたいのかという自身の気持ちと専門家に匹敵する知識を見に着ければ先生の意見を鵜呑みにせずに済むのです。
かといって先生と同じように勉強するには現実的には不可能です。また全てを知る必要はありません。
専門家の意見を判断できるだけの知識があればいいのです。
じゃあどうすればその知識が得られるのか。
えーそれはつまり「俺が教えるからこのブログ読め」という結論になるのですが・・・
そういうことです(笑)