この記事書いているのが12月27日なので、もうすでに始まっております。ただいま冬休みまっただ中です。

お子さんにもよりますが、特別支援学校や支援学級に通っていると何らかの宿題が出ているのではないでしょうか。

 

私は特別支援学校で先生をやっておりました。

その中で何年かに一度くらい「すみません・・・宿題出来ませんでした」と謝れる保護者の方、もしくは明らかに子どもだけでやったわけではない宿題もみかけます。

 

基本的に冬休みの宿題は手伝うべきではないと思います。

その理由を数点挙げていきます。

保護者の方、お子さんともに、年末の良いすごしへの一助になればと思います。

photo by Tony Fischer

 

宿題は子どもの実態を知るための手段なんですよ

私自身の経験ですが、ひらがなや数字の習得を課題としている子がいました。

1学期からずっと取り組んでいて、いよいよ3学期。先生としてはどこまで習得したのか知りたいところです。

 

ただそのクラスは定期試験はもうけておりません。

よってじっくりその子の学力を測る機会がないのです。

 

だから冬休みの宿題で今までの復習や応用問題を混ぜて子どもに渡しました。

 

そして冬休み明けて返ってきた宿題は・・・完璧すぎる回答が並んでいます。

 

まぁ「この宿題は学力を測るためのものなので子どもだけの力でやらせてください」

と言わなかった私が悪いんですけどね。

 

宿題は理解度を測るための手段でもあります。

先生にもよりますが宿題を資料として来年度の引き継ぎに残す場合もあります。

 

別に全部埋める必要はないんです。

分からなければ分からないでいいし、やる気をみせなかったら、それはそれでいいんです。

「宿題やる気がない」という実態が分かるわけですから。

 

またやる気を見せないのだったら、それが問題が悪いのです。

子どもの興味を引くような問題を出さなかった先生も原因の一つなんです。

 

とはいえ。

 

全員が全員「白紙でもいいんですよ」というタイプの先生ではありません。

 

ガチガチにお堅い先生なら「白紙はやばそうだ」と推測できますが、多くの場合は微妙なはずです。

 

「この先生はどういう意図で宿題出してるんだろう??」

 

と疑問なら懇談や連絡帳で「親が手伝った方がいいですか?」と質問するのもいいでしょう。

 

 

サボって冬休み明けに怒られたらいいんですよ

宿題は本人がやるべきものですよね。

先生の方から「お家でも見てあげてください」と言われたら別ですが、根本的に宿題は本人の課題です。

保護者の課題ではないんです。

 

めんどくさいなら、サボって怒られたらいいんです。

 

なぜならそれも学習だからです。

 

世の中の常識として出された課題はこなさなくてはなりません。

締め切りも通常は厳守です。

 

それを守らなかったら怒られるのは当たり前の話です。

 

ここら辺はきわどい話ですが、宿題しなかったら激怒するような先生であっても「締め切り守らなかったら激怒する人がいた」という経験は無駄になりません。

 

とはいえ、私自身「この人やばい」と思える先生が世の中にいることは実経験として存じています。

ケースバイケースではありますが、基本は「サボったら怒られる」経験もありです。

 

金八先生みたいなこと言いますが親という感じは「立」「木」「見」が合わさって親です。

 

子どもの人生を左右するようなことであれば、親は子どもを助けるべきと思いますが、宿題サボることはピンチではありません。

冬休みの宿題に関しては「木の上から立って見ている」の姿勢で良いでしょう。

 

どうぞ冬休みをお子さんともども楽しんでください。