「子どもに嫌われたくないんです」
「イライラしないのはどうすればいいんですか」
そのようなお悩みをいただくことがあります。
お子さんの行動をジャッジしてはいないでしょうか。
審判員のように「それはダメ、それはOK」と評価している状態です。
イライラが募るときはマスト思考(しなければいけない)を除去するのが先決です。
マスト思考は、ストレスから起ります。
例えば嫌な人と付き合うとマスト思考になります。
気の向かない仕事をするのも同様です。
子どもにイライラするなら、マスト思考を取り払ってください。
方法は単純です。
マストの反対をするのです。
具体的な行動は以下のようになります。
・趣味や好きな時間を設ける
・気の合う友人と会う
・一人でドライブへ出かける
・話せる相手に思いっきり悩みを話す
私は半永久的に子どもと遊び続けることが出来ます。
何も考えてないときほどそれが出来ます。
ある男の子は自分の話が大好きです。
怪獣ものやヒーローごっこが特にでずっと話をしてきます。
このときイライラしていたら私はマスト思考になっています。
原因を探れば、前後で嫌なことがあったり、気持ちを抑圧した事件が起っているのです。
この状態を認識できたら、応急処置的に楽しいことを頭に思い浮かべるようにします。
「嫌なことはしない」
「やりたいことをやる」
たったこれだけのシンプルなことが大人になると難しくなります。
嫌いな人と会わない。変に愛想笑いしない。何もしてあげない。
あなたが心底苦手なら、そんな反道徳的な行動も大正解となります。
学校や社会から「これはいけない」「それもやってはいけない」とマスト思考は植え付けられていきます。
多くの人が、がんじがらめになっています。
私がここまで言うのも、私は学校の先生でとかく変わった先生だったからです。
「あなたの人生なんだからあなたが決めなさい」と私は思っていました。
そんな私の元からは、人生転換が起こるほどの子どもがいました。
私は今も同じことを繰り返しています。
対象は親御さんが多いですが「あなたの人生なんだからあなたが決めましょう」という姿勢で、今もお話しうかがっています。
どんな内容の話が来ても私は動じません。
「ウチの親ぶっ殺したいんすよ!」と言われても「そうなんですね」と返します。
相応の理由がその人にあるんです。
私が相談者さんと同じ環境にいれば同じことを思うのです。
マスト思考を極めれば聖人君子にもなれます。
ただ人間ではなくなっています。
私の話す法則は「私たちは人間でありましょう」というただシンプルな思考だけです。
「嫌なものは嫌」「好きなものは好き」
そんなシンプルなことができなくなってはいませんか。
ピンチになったら道徳なんてただの足かせです。
悩んでいる時点であなたは悪い人ではないんです。
本当の悪人がいるなら、ネット検索で「子どもにイライラしない方法」とは調べません。
恥や外聞、義理人情だって吹き飛ばしてもいいんですよ。
「自分はどう感じているんだろう」という己へ忠実であってください。
気づけば子育てへのイライラもおさまっています。