夏休みの宿題代行業者があります。

受験を控えた家庭には人気のサービスのようですが、絶対に使うべきではありません。

 

人間にはやらない自由というものがあります。

気の向かないものを無理矢理やらせるには、相応の大義が必要です。

夏休みの宿題に大義はないのです。

 

誰かに与えられた課題をこなす日々は危険なのです。

やるか、やらないかは自分が決めるもの。

この主体性が長続きさせます。

 

不良少年は素晴らしいものです。

自ら選んでやる、やらないを決めているその姿勢は人生を分かっています。

彼らの多くはやがて規範を自分の中に取り入れ、優しくなります。

 

成長するにつれて「自分が幸せになるには、規範や思いやりが大事なんだ」と分かるのです。

分からない間は反抗した方がいいのです。それは自分が自分の人生を生きる証拠です。

 

子どもの夏休みの宿題をどう扱うかは、親御さん自身の人生観を表しています。

手伝っていい場合は、学校の先生が暴君であり理不尽な宿題を出している場合。

それ以外は、放ったらかしです。

 

幼いころ「やりなさい」というマスト思考で育つと夏休みの宿題も「やらなければ」と受け取ると思います。

そんなことは全くありません。

嫌なものは嫌でよく、やらないで怒られる方が学びは数百倍大きいです。

 

やらない自由を保障してあげてください。

同時に。

親御さん自身にもやらない自由はあるんですよ。