不登校の対応は転んだときと同じです。
うずくまって立ち上がれなくても、癒えたらまた歩き出せます。
「手を引っ張った方がいいのかな?」と心配になりますが、転んだとき同じで待った方がいいです。
転ぶほどに、上手になるように、「不登校から立ち上がる」も経験となるんです。
不登校に意味はあります。
幼稚園くらいだと”不登園”になっても、楽しくなれば通いますよね。
不登校になって「もうダメなんじゃないか」と思うのは周りを気にするからです。勘違いなんです。
これからどうするかが大事
お子さんも、親御さんも自分を責めるのはやめておいてください。
お子さんが「逃げた自分」を責めているかもしれません。ただ嫌なことを責めては逃げた意味がない。
苦しみが終わらず前が見えない。
不登校とは裏返せば自分探しなんです。
これから出会うもの、良いと感じるものは人生の宝となります。
学校で学べないことは山ほどあります。
勉強は読み書き算数以上のモノは、ほとんど役立ちません。
これから知るべきことを伝えますね。
「自分だけの正解」がこれからみつかります。ぜひ探してください。
自分だけの正解とは転んだあとに起き上がる理由です。
身体が転んでも、その先に楽しみがあったら起き上がりますよね。
不登校も同じで、今は転んだかもしれません。でも起き上がる理由がみつかれば人は起き上がるんです。
転ばないと分からないことがあるんですよ。
学校では「授業中は静かに」「廊下は走るな」「給食は残さず食べなさい」など言われるじゃないですか。
あれって良いことでもなくて。
先生や大人の言うこと聞いてると「自分はどうしたいのか」という自分だけの正解が分からなくなるんです。
大事なの自分だけの正解。「僕は(私は)はどうしたいのか?」です。
自分だけの正解は、学校から離れた方が見つかりやすい。
人混みの中にいると、自分よりも周りが気になるでしょう?人がいないと、今度は自分のことがよく分かるんです。
学校へ行かない今は、野球で言えば、3点差で9回裏二アウト満塁。
ピンチのようでチャンスでもあるんです。
自分だけの正解とは
実例で「自分だけの正解」を説明しましょう。
私は社会人1年目で二ヶ月間ほど引き籠もったことがあります。
二ヶ月間、朝起きてゲームして寝るだけの日々。「このままではイカン」と思いながらも続きました。
ある日、大学時代の友人から「飲みに行こう」と誘われました。
楽しい時を過ごしたあと「また会いたいなぁ」と思いました。
「社会復帰しよう」とこの時に思えました。私だけの正解です。
「友達と会うのは楽しい。この時間があれば人生は楽しめる」
「また会うために社会復帰しよう」と思えたのです。
この出来事が私に余裕をくれています。「また転んでも大丈夫だ」という自信がつきます。
「人生にとって大事なのは友人なんだな」と思うようにもなりました。
「自分だけの正解」の効果は、自信と大事なのものは何かを教えてくれます。
学校の勉強より遙かに意義があり、急成長を遂げます。マリオのスーパーキノコのようなものですね。
付け加えてもう一つ。
自分だけの正解を知ることは、自分だけの不正解も分かるということ。
「いるモノ、いらないモノ」がハッキリします。
例えば私には友達が必要です。地位や名誉はいらないです。
自分の中に判断基準が生まれるんです。これが便利で惑わない。
例えば、部屋の掃除で捨てられないのは、どれも必要そうに思えるから。
基準がないので「とりあえず持っておこう」と保存します。断捨離の本が売れるわけです。
自分だけの正解を知るとバンバンに捨てられるんですよ。
不要なものに手を出さず、大切なものに時間を注ぎ込みます。人生が自分の望むものになります。
自分だけの正解はマリオのキノコであり、仮面ライダーの変身ベルトであり、プリキュアのなんとかスティックです。
そんな正解あるのかな?と不安なあなたへ
「自分にはそんな正解ないんじゃないか」と不安になるかもしれません。
それは学校で勉強しすぎたからです。
先生の正解ばかり学ぶと自分だけの正解が分からなくなるのです。
友達以外にも、自分だけの正解は人それぞれにあります。
ある不登校を経験したミュージシャンの話です。
その人は不登校のときに、音楽の楽しさを知りそのままプロになりました。
「音楽をしたい」が自分だけの正解だったんです。今もそれを支えに生きておられます
慌てることなく「不登校を楽しもう」でもいいんですよ。
風邪引いて学校休んだら「ラッキー」とちょっと思えるじゃないですか。
誰かと比べることもなくて、そもそも人は比較しあうものじゃありません。
悩みの始発は「誰かと比べるから」です。刃物と同じで人に向けたら危険なのが「人と比べる」です。
比べるのはモノだけにしてください。
ピンチはチャンスです。
実は今まであんまり意味のない勉強してたんです。これから学ぶことが人生の宝です。
そのうちに「学校って大したことないな」「先生ってただのおじさん、おばさんじゃん」と分かります。
気分が乗らないなら、気分が乗ることから始めましょう。そのうちに「あ、これ続けたいな」と感じるものがあります。
感じたものが自分だけの正解です。今後の人生の軸になります。大きくなれるスーパーキノコです。
何があっても、自分だけの正解に戻れば立ち上がれます。
「不登校に意味はあった」と分かります。
やるべきことが見えてきましたでしょうか。
学校に行くも行かないも意味がある。
知るべきは自分だけの正解。
正解は楽しいことの中にある。今はそのチャンス。
学校の勉強は覚えてもすぐ忘れますから。
自分だけの正解は一生忘れません。
慌てることはないです。
「道はない」と思わず「実はあるんじゃないか?」と疑問に思ってみてください。
光が見えるはずです。道は続いています。