中学生というか高校生でもダメですが。喫煙問題です。
子どもが喫煙していることが分かったとき、どうすればいいのか。
注意そこそこに。
お子さんとの良好な関係と維持に務めてください。
喫煙のきっかけの大半は友達からの影響です。
手前断りづらいし、自分だけ吸わないのも”かっこ悪いこと”なのです。
似た例で言えば、女子中高生が一度髪型やメイクを始めたら、昔のすっぴんで出歩けないのと似た心理でしょう。
中高生の男子は度胸とかっこよさがステータスです。
「健康に悪いしやめるわ」「怒られたから禁煙」とはかっこ悪くてできない。
禁止しても隠れて吸うだけなので、親子喧嘩でもタバコは題材にしないことをお勧めします。
学校の先生は喫煙を騒ぐでしょう。「絶対止めるように」と言ってくるはずです。
理由は「分かりやすい違反だから」「反抗的程度の表れだから」などです。
喫煙は法律違反ですが「20歳になればOK」という法律です。
飲酒のように酩酊して迷惑かけるものでもありません。
タバコよりやってはいけないことは山のようにある。
言うと怒られそうですが「タバコを吸っている」という問題は小手先です。
根元にある心理的な部分の方が大事です。
喫煙を発見した後はどうすればいいの?
タバコを吸う理由は友達との関係が大きいモノです。
ちょっと不良な子との付き合いがあるかもしれないということ。
心配すべきは喫煙ではなく、その裏にある人間関係と心の満たされ具合です。
実は寂しいのかもしれない。友達との付き合いで断れないかもしれない。
喫煙を見つけたら、注意したい気持ちは置いておいて。
お子さんとの関係を良好なものに。「家は安心して帰ってこられる場所」にしてあげてください。
親子が日々楽しそうに会話やコミュニケーションが出来ていれば問題ありません。
トラブルがあっても家に逃げ込めるからです。逃げ場を用意しておくイメージです。
喫煙をきっかけに親子関係が悪化する方が最悪です。
家が逃げ場でなくれれば、よろしくない人間関係の中に逃げ込まざるをえないからです。
明るい不良になろう
一度「悪い=カッコいい」の世界に入るとしばらく戻ってきません。
元に戻すことより心を明るくする方が建設的です。
いわば。
明るい不良をめざしましょう。
大金持ちでも「気分が暗いお金持ち」ならその先は危ういです。
不良でも気持ちが明るく人生にポジティブならそれでいい。
日々に生き甲斐があるならそれでOKです。
成人する頃には素敵な大人になっています。
世の中は喫煙行動そのものに注意しがちです。
でも本当に大切なのは根っこにある心の明るさです。
喫煙行動そのものへの対処は「枝毛の処理」みたいなものなんです。
枝毛をなくすのは栄養や睡眠など根っこの問題。枝毛を切れば解決するわけではないんです。
心を明るくさせていきましょう。