「毒親」「毒になる親」とは子どもを支配したり、悪影響を与えてしまう親のことを言います。
「毒になる親」の影響を受けた子は気持ちを抑え込んだり、我慢を日常化したりします。
感覚が鈍り生活や人生に支障をきたしている状態です。
怖いのは「感覚が鈍っている」ことに本人すら気付いていません。
「火を触っているのに熱いと感じない。触り続ける」
不思議に思われるかもしれませんが、そんな状態です。
毒親から抜け出す方法
みんな風邪にかかり、治るのも同じで、誰しもが「毒になる親」となる可能性があり、治せると私は思っています。
一つは離れることです。
「”毒親”の影響を受けているかもしれない」と感じるなら、肉親であっても距離をとってください。
影響とは知らずのうちに受けているものです。
外国に行くことで日本の姿が分かるのは、日本から離れるからです。
旅行から帰ると「家がいいな」と感じるのは、家から離れたから。
テスト勉強から解放されると、勉強の息苦しさが理解できます。
「辛い」と感じるのはサインです。
影響を受けているものから離れてみてください。長く、遠く離れるほどに自分がどれだけ影響を受けていたか分かります。
心が軽くなったり、前向きになれば、それだけ環境が合っていなかったということです。
思いっきり遊ぶ。自分を褒める
「私はダメな人間なんだ」「遊ぶことに抵抗がある」「我慢は正しい」
そんな感覚がご自身におありなら「遊ぶ」「自分を褒める」ことが苦手だったりしませんか。
信じていただきたいのですが人間に違いはありません。
場面ごとに得手不得手、優劣はあります。
イチロー選手は野球においては天才です。
でも家事は苦手だったり、事務作業は並み以下かもしれません。
お金持ちがみんな幸せというのは幻想で、障害のある人が不幸に思えるのは思い込みです。
福沢諭吉やお釈迦様の「天は人の上に人をつくらず 人の下に人はつくらず」は本当です。
「人は同じだ」に違和感を感じますでしょうか。
親から比べられる経験が多いと「人は同じだ」を信じられなくなります。
そもそもが比べるとは人に向けて使うものではありません。比べるのはモノに使います。
刃物と同じです。「比べる」を人に向けると不幸しか生みません。
知ることから始まる
新入社員が最初に受けた教育は、入社後も影響を受けます。
子ども時代に受けた教育に、人は強く影響されます。
目安は「今の自分が辛くないか?」です。
サイズの合わない服を着替えるように、自分を不幸にする考えは着替えることが出来ます。
着替えるには、まずはどんな考えがあるのかを知ることです。
合いそうなものは取り入れる。合わないものは捨てていく。
分からないなら相談する。
そんな作業の繰り返しで自分に合うものが分かっていきます。
まずは「離れること」「比べない」をやってみてください。
「悪影響なんじゃないかな」と思えるものから離れてみてください。
「比べるを人に向けるのは禁止。悩みは比べることから始まる」
この二つをしばらくやってみて、変化を感じたなら一歩目を踏み出しています。
「毒になる親」の影響から抜け出すことは出来ます。
私はそれを生業としています。喜んでお手伝いいたします。