小学生のころ。
クラスの子から悪口を言われたことがあります。
彼の悪口は内容的には事実。ただ言われると不愉快なもの。
ずっと同じことを言い続ける彼を「こいつ嫌い」と思ったものでした。
中学生のころ。
自分より立場の弱い子に悪口を言う男子がいました。
ある日、彼はみんながいる中、ある女の子のこと大声で罵っていました。
その日のことはクラスの男女関係なく、みんながずっと覚えていて。
彼がいない日に「あいつアカンわー」と言い合っていたのを思い出します。
ただ。
彼の言っていることは正しいものです。事実と言えば事実。
私は学校で先生をやっていました。
先生にも「それが正しいから」と事実をつきつける人がいます。
先生の方が立場は強いので子どもは黙って聞いています。
でも心の中では「あっかんべー」をしているものです。
どんな立場の人でも。
「正しいければ言っていい」という姿勢は嫌われるようです。
嫌われないコツは「自分はどうしたいのか」という気持ちで言うこと。
「友達と仲良くしたい」と思うならその気持ちで言うこと。
「生徒に成長してもらいたい」と願うなら信頼を損ねずに伝えることです。
正しいとか理屈にとらわれると周りの人は離れていきます。
あなたにとって一番大切なことは「正しくあること」ではないでじゃないですか。
目の前にいる人とどんな関係になりたいですか?
仲良くしたいですか。嫌われたいですか。
仲良くしたいなら正しさと理屈はポーンと捨て去ってください。
「仲良くしたいんだ」というあなたの気持ちを確認しましょう。
出てくる言葉が変わってきますよ。