子どもたちは「自分の長所」「熱い想い」を褒めてほしいんですよ。
野球が大好きな子は野球で頑張っている姿を褒められるのが一番嬉しい。
野球大好きだけど、親は勉強頑張ってほしいと思っている。
テストで100点取った。親は大喜びで褒めてくれた。
・・・全然嬉しくない。
褒めているようで「これからも勉強頑張りなさい」っていう命令だから。
自分のことを褒めてくれているような気がしないんです。寂しくなってしまう。
褒めるときに「こうなってほしい」っていう大人の思惑を感じたら気持ちは冷めます。
「自分のことを見てないんだな」
「お父さんやお母さんの願いを叶えるために自分はいるんじゃない」
そんな気分になっていきます。
「褒めると自信がつきます」とよくいうけど、思惑の上での褒め言葉は全部フェイクです。
心に響く褒め方
思惑でない褒め方で自信は深まります。
何もこだわらず、純粋に。「ありのままでいい」と思う。
子どもの好きなこと、得意なことを褒める。
褒めるのは大人の願いを叶えるためにあるのではなく、相手を喜ばせるためにあります。
子どもたちは自分の長所と嬉しい気持ちを共有してほしいんです。
「あなたの良いとこはここだよ」という長所を大人に教えてほしい。
「ありのままでいい」と思えば、褒め言葉が変わります。
「やったね」「良かったね」「さすが!」など。イントネーションも同時に変わります。
学校をイメージすれば分かりやすいです。
「ノルマを達成出来たら褒める」で自信は深まりません。
自信とは自分の長所を知ることです。「褒めて伸ばそう」とは長所を教えてあげるということです。
みんな自分の長所と気持ちを共有してほしいんです。
学校でも家庭でも、職場でも。フェイクの褒め方が多くないですか。
思惑を捨てて相手に喜んでもらう。
そんな褒め方で人間関係はもっと良くなります。
子どもたちは自信を深め「僕を(私を)見てくれているんだ」と感じる。
お母さんやお父さんのことが大好きになります。ぜひ。