無邪気さとルールは両立出来ます。

子どもの素晴らしさは素直さや無邪気さだと思います。

 

ただ素直なままでは困るのでルールや協調性をつけてもらうのですが、小学校高学年あたりから表情に曇りが出る場合も。

「ルール」という外部からの目線が入ってきて恥の感覚を覚えるのです。

 

恥の感覚のおかげで分別もついていきますが、引き換えに素直な心を失っています。

超もったいない。

 

ルールと素直さは両立します。

ルールに服従するのではなく、ルールを自分の中に取り込でもらうのです。

 

そのために「自分のことは自分で決める」という意識です。

ルールとは本来、自分で選んでもらうものです。

 

でも今の主流はルールの正しさを訴え、反復練習のように繰り返していますよね。

それだと素直さはなくなり、表情が曇っていきます。

 

この方法が広まれば日本中の子どもたちが晴れやかなままに分別がついてくれると信じて書いています。

大人になって自分探しをする必要なくなりますから。

 

というわけで素直な心とルールの身に付け方を解説します。

 

坊主に憎ければ袈裟まで憎いとはいったもので・・

「自分のことは自分で決める」という意識付けは大人の態度は鍵です。

 

ご家庭で「あなたの人生はあなたが決めなさい」と意識をもってください。

 

本人が選ぶことを尊重して、大事な決断ほど本人に任せること。

正解に導く、教えるのではなく、失敗したときのフォローを大人は頑張ることです。

 

そうすると2つのことが起きます。

 

一つは親子関係が良好になります。「私の気持ちを尊重してくれるんだ」と喜んでくれます。

二つ目は、すぐにルールを取り込んではくれないので親御さんはもどかしい気持ちになるでしょう。

ただそれは成長の過程です。待つ姿勢でいてください。

 

先ほど言いましたがこの方法の良い点は良好な親子関係が築けるということなんです。

 

この方法を推す根拠は、私は以前に先生していて不良な子に「俺、先生には忠誠誓ってるし」とか言われたものなんです。

自分で言うのも何ですが、彼らは私のことを好きになってくれたんですよ。

 

「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」とは言ったもので、子どもは「好きか嫌いか」で判断しています。

良好な関係であれば、子どもから勝手に価値観を自分の中に取り込んでくれます。

 

ハッキリいってこのやり方は、めちゃくちゃ楽しいですよ。

仲が良くなりつつ、自分の教えが相手に浸透していく感覚を味わえます。

自分の魂が受け継がれていく実感です。

 

学校的な理屈と反復練習だと憎しみを持たれることさえあります。

「自分の事は自分で決める」という子どもの独立を認めることが、素直さとルールの両立であり、良好な関係を築くコツです。

心のつながりは子どもの独立を認めることで深まるんです。

「離れた方が関係が深まる」という不思議な関係なんですね、大人と子どもは。

 

ちょっと脱線しましたが「あなたの人生はあなたが決めなさい」という親の態度が「自分のことは自分で決めるんだ」という姿勢をお子さんに生みだします。

 

子どもの意志の独立を認めると親子関係は良好になります。

すると積極的にルールを自分の中に取り込んでいきます。

 

自分から選んだルールであれば、心の素直さや無邪気さは失われません。※服従させると失うのです。

 

私はこの方法を非常に強くお勧めします。

私たち世代もそうかもしれませんが、子どもたちは自分を見失っています。

それはルールに服従して自分の気持ちを見失っているからです。

 

大げさでもなく、日本中の子どもらが素直さを残しつつ成長して、活気を取り戻してくれることを願っております。

お家でもぜひ。