私は以前は特別支援学校で働いておりました。

 

「あの放課後デイってどうなんでしょう?」

という質問を受けたことがあります。

 

むろん良いか悪いかは入ってみないと分からないのですが、一定の見るべきポイントがあります。

このポイントは良い作業所や学校の見分け方でもあります。参考になればと思います。

 

口コミは信じられるのか

見分けるには実際に足を運んでみなくては分かりません。

 

もちろん、口コミで通っている人に聞くのも方法です。

ただ客観的に意見を述べる人でなければ、その意見は「自分の子にとってどうだったか」という評価になります。

 

「A君には良かったけど、B君には良くなかった」というのは起こりうる話。

実際に同じ放課後デイに通う子がいましたが、片方は「早くデイに行きたい!」と待ち遠しくしていて、一人は「行きたくない!」と逃げ回っていました。

 

口コミも良いですが「ウチの子にとってはどうなのか」が肝心なので実際に見学に行かれることをおススメします。

photo by Michael Newman

photo by Michael Newman

 

すみません、あなたに見せる姿はウソです。

放課後デイだろうと、作業所であろうと、学校であろうと同じことだと思います。

見学に来た時に保護者に見せる職員さんの姿。多くの場合、あれは本当の姿ではありません。

 

学校の先生でも授業参観のときは背伸びをします。

みなさん子どものころを思い出してください。授業参観のとき先生って普段と違ってたじゃないですか?

 

あれと同じです。

競争の激しい放課後デイはもっと気を使っているかもしれません。仕組み的にそうなると思います。

 

空気がよどんでいたら注意

学校でも、放課後デイでも何でもの施設を見極めるポイントです。

 

職員間の仲の良さ、に注目してください。

 

保護者に見せる姿はウソです。背伸びしてます。

子どもたちに見せる姿も普段よりちょっと背伸びしています。

 

その中で一番素の姿が出るのが職員同士です。

 

ここで背伸びをする必要性は低いので素の姿がみれます。

 

感覚的な色ん話になりますが、悪いところは空気がよどんでいます。

 

これは私だけでなくベテランの先生も同様のことを言っていました。

中に入るじゃないですか。

そこで朝礼や何やらを見ていると「どよーん」としています。

 

感覚的な話で分かりにくいかと思いますが。

 

オープンなところが一番

これは分かりやすいかと思いますが「いつでも見学どうぞ」という施設は良いところが多いですね。

外から中の様子が見えるところもいいと思います。

 

たまに見るたびに改装してバリケードのように、中のが見えなくなっていくところがありますが、そういうところは、ね。

やっぱりよろしくないでしょう。