福祉車両ではおそらく少数派であろうステップワゴン(ホンダさん失礼)
先日、私が住んでいる県の福祉センターで「福祉車両展示会」があったので、取材にいって参りました。
ただ一つやってしまいまして。
現地に到着したら「そろそろ時間ですー。片付けお願いしますー」のアナウンスが。
そうです。着いたら終了間際でした。
いやいや、それでも収穫はありましたよ。
ホンダのブースで良い発見がありました※「他のメーカーはないの?」とは聞かないでください・・・
車いすユーザーの方で「最後尾に乗ると窓にある座席が邪魔で景色が楽しめない」という不満ないでしょうか。
今回取材したホンダのステップワゴンはそこらへんを解消してあったのです。
この仕様であればみんなで同じ景色を楽しめるはず。
写真入りで解説します。どうぞご一読を。
車椅子席に工夫があるステップワゴン
こちらですね。ホンダのステップワゴンです。
他にないというのは後部座席の見晴らしが良い、というところ。
多くのメーカーの後部座席はこうなっています。
椅子が窓際に跳ね上がっていますね。これだと窓からの景色が見えません。
対してステップワゴンは後部座席がこうなっています。
・・・分かりにくいことこの上ない画像ですみません。
左右に座席がない、というのがお分かりいただけますでしょうか
座席が左右に跳ね上がるのではなく、床下に埋まってあるのです。
埋まってある座席を出すとこうなります。
これなかなかのグッドアイデアかと。後ろに乗っている人としては見晴らしが良い方が絶対いいですよね。
景色を見ながらの話しも通じるわけですし、ホンダさん良い仕事してます。
それともう一つ。これは機能ではなく見た目の話ですが、床が黒の木目調になっています。
「いや、木目興味ねーよ」
という人には何のポイントにもなりませんが。
ただ見た目だけではありません。材質的にもグッドです。
通常よくあるのは化学繊維のフロアマットですが、車いすの場合は砂や土がつくことが多く、汚れやすくないでしょうか。
こちらの木目調のマットはフローリングのような素材で、汚れにくい、もしくはふき取りやすいかと。
ちなみにお値段の表示もありました。
3,37万5500円となっております。
みんなで同じ景色を
この車種であれば、最後尾に乗る車いすの人も、前に乗る人も同じ景色が楽しめるわけです。
ドライブ中の会話がより盛り上がるのではないでしょうか。こういう細かい配慮は素敵ですね。
そういえばホンダの軽自動車のNBOXの車椅子仕様車も販売は好調のようです。※別にホンダの回し者じゃないですよ
ご参考になれば幸いです。