私は以前は特別支援学校で先生していて相談を受けることもありました。
就学相談で悩まれているなら「好きはどっちにありそうですか?」で考えてみてはどうでしょうか。
例えば「友達と関わるのが好き」というのなら小学校をオススメします。
「自分のペースで過ごしたい」というなら支援学校の方がマイペースに過ごせるでしょう。
「弱点の克服」「出来る事が増えるのではないか」
就学相談の際の担当者はそういう意見を言うかもしれません。
とくに車椅子に乗る子は設備面を整った支援学校がいい、と言われる傾向にあります。
小学校と支援学校の違いといっても、基本は同じだと思っています。
「特別支援学校は少人数制できめ細かい」は長所と言われていますが、短所もあるんです。
子どもらの目線でいえば先生が多いことは窮屈感を感じるでしょう。
支援学級は先生の手が薄いですが、その分、一人の時間が過ごせるし友達との関わりも増えます。
出来ればどちらの学校へ行くかはお子さんに決めてもらうのが一番です。
自分で選んだ選択肢は後悔がないものです。
とはいえ6才では難しいので保護者さんが選択される場合は「この子の好きはなんだろう?」とまず思い浮かべてみてください。
その好きがありそうなのはどちらでしょうか?
私は好きなことが道を作り、つまずいたときの支えになると思っています。
一つのスキルより、自分が大好きと思えるものを見つけ方が人生の宝になっていきます。
「この子の好きなものってなにかな?」
「どっちの学校で見つかりそうかな?」
お子さんも好きが見つかれば喜んでくれると思います。