『療育を嫌がるけど今はこれを頑張らないと・・』

 

障害に関する療育の意義をお子さんはまだ分からないでしょう。

大人の判断でやってもらうわけですが心が疲れてしまう、また時間の確保も大変です。

 

私は特別支援学校で先生をしていました。

「子どもたちにはロマンや遊びが必要だ」と感じていました。

 

勉強も大事ですが、遊びも大事です。

遊びはどんな効果があるのかというと心に響きます。

 

ある電動車椅子に乗る男の子は優しさはあるのですが、不平不満をよく言っていました。

授業では「いや、僕はやらない」と斜に構えている様子。

本気の本気ではないと思いますが彼は「死にたい」ということがありました。

 

理由を聞くと「周りの子は恋愛とか目標があるけど僕にはない」というもの。

私は彼と一緒に障害者スポーツのボッチャを始めました。

 

彼は「死にたい」と言わなくなりました。

 

彼はロマンを見つけたんですよ。

 

彼は勝負の世界を知りたかったそうです。

テレビで見ているだけではつまらない。自分もやってみたい。

 

勉強や出来ること、自立活動では心に響かないんです。

 

特別支援学校では問題視されていないけど問題だと思っていることがあります。

それは引っ込み思案だったり、意欲がない子がいます。

 

もちろん性格的なもの、支援学校の仕組みとは関係ない部分もあります。

ですが私は彼らには遊び心やロマンがない、と感じます。

 

私自身も仕事で心が折れて遊び心をなくした時期がありました。

毎日はつまらなく自分の意志を忘れていました。

 

あのころの私と同じ心境になっている子がいるはずです。

 

遊びは心を刺激します。

幼いころに自由に遊んだり「これが好き!」と思えるものを見つける。

徹底的にそれをやるのは、心の成長に繋がります。

 

療育を減らせば、その分遊んだり、好きなことが出来るでしょう。

その時間は決して無駄ではないですよ。

 

気持ちが刺激されて前向きな性格になっていくでしょう。

生きる上で必要な能力は何かが出来る事以外に前向きさが必要です。

 

『療育に疲れた』

 

色んな事情があるかと思いますが、その日々に遊び心を追加してみてください。

療育の時間が減るかもしれませんが、その時間は前向きさを延ばす時間と認識してください。

 

特別支援学校卒業生の中に親への感謝や未来への抱負を語る子がいます。

卒業式に「産んでくれてありがとう」という子、社会人になっても生き生きと生活する子もいます。

 

彼らはみんな心が前向きです。

「人生は楽しいんだなぁ」と知っているんですよ。

 

遊び、ロマン、大事ですよ。