スリッパの発明は日本人です。
今から150年程前に、日本に外国人がやってきました。
日本の文化は靴を脱ぐ文化ですよね。玄関で履き物を脱いであがる文化です。
外国は脱ぎません。土足でそのままです。
日本人からすれば信じられない話ですが、外国では「靴脱げ」という文化の方が信じられない。
で、150年前に来た外国人は土足で屋敷に上がろうとするわけです。
当時は着物にちょんまげに刀差して歩いている時代です。
外国人は最新の鉄砲持ってます。相手の方が強い。
気弱な日本人は「靴脱げこのやろー」と言えなかったんです。
かといって「土足でいいよ」というのもイヤです。
そこでスリッパを発明したんです。
ずっと靴でいられるよう「家の中で履く靴=スリッパ」を発明してあげたんですね。
これだと「履き替えてね」とお願い出来ます。
外国人も「まぁこれなら」と納得します。
そうやって仲良くやっていったわけです。
文化は書き換えればいい
人は最初に経験した文化を絶対視する癖があります。
スリッパの話もそうです。
日本に生まれたら家に上がるとき靴脱ぐのは当たり前。
でも外国で生まれたら土足が当たり前。
外国で生まれたら日本で暮らすのに困ってしまいますね。
困るなら今までの常識を上書き修正していけばいい。
子育て中のお母さんにも言える話で。
誰でも子どもと向き合うのも初めてです。常識が通用しません。
でも「相手を変えよう」と努力してもうまくいきません。
変わらない事にイライラするのが常です。
だからスリッパを発明するんです。
ここから注意深く読んでくださいね。
あなたが思う「こうだ」「これが普通」は正反対の意見も存在します。
壁にぶつかったなら、都合の良いように修正すればいい。
特にオススメするのが自己否定やマイナス思考。
「子どもは思い通りに育つわけない。だから私も手を抜いて好きなことやっておこう」
でも子育ては成立します。
例え幼い頃誰かに否定されてきたとしても。
あなたを肯定する視点も存在するんです。「出会うか、出会わなかったか」の違いだけ。
土足厳禁の文化と土足OKの文化の違いと同じです。
「嘘だ、信じられない」
そう思うなら信じなくても構いません。
でも「信じたい」という気持ちがあるなら信じていいんですよ。
どっちを選びますか?