夢は誰にでも必要だ

今回は嬉しい報告を。

相談者の方に会ってきました。

 

会ってすぐに分かりました。表情が明るく良い雰囲気が出ています。

相談者さんとはおよそ1ヶ月ぶりでしたが、何か吹っ切れたようです。

 

メール相談ではご自身の親子関係に決別を宣言されていました。

「それでいいと思います」と私は返事をしました。

 

私の話は「そもそも論」です。

「一人の人間としてあなたはどう思いますか?」そんな問いかけをしています。

 

「会いたくないと思ったなら会わずにすむ工夫をしましょう」

 

もっと言えば、子どもの感覚は正解なんです。

大人になると嫌なことでも出来てしまいます。頭にストッパーがかかっているんです。

ストッパーを外し続けると、その人の夢が顔を出してきます。

 

外すと表情やしぐさ、声色に弾みが出ます。

相談者の方がまさにその感じ。無邪気さを感じます。

「んーチャーミングになったなぁ」と思いました。

 

相談者の方とは、最初は落ち着いた場所へ行くようにしています。

ガストやマクドナルドは良くないんです。騒がしくて深い話が難しい。

 

今回も・・と思い店は選びましたが、明るい雰囲気に「今日は深掘りしなくてもいいのか」と思えてきます。

 

「最近、自分を好きになってきました」

「このままで居続けたいと思うんです」

この言葉に1段階段を上られたことを確認しました。

 

とはいえ心配なこともあるそうです。

それは行動的になっているということ。

思いつきや衝動が湧き起こることがあって、とにかく色んなことをやってみたくなるそうです

「あれ?自分大丈夫かな?」と心配になるんですね。

 

こんなときは私の出番となります。

「大事なものがあれば、それを失うような無茶はしないですよ」

この言葉を言えるのが嬉しい。

 

子どもの感覚に戻っていくと、思うこと感じることが増えていきます。

ただ大人から子どもになって、明確に違うのは「大切なのもの」が分かっていること。

 

相談者さんが最も大事にしているのはお子さん達であり、今の家族です。

 

ここはぜひ意識していただきたいところ。

「夢が大事なんだ」と私が伝えたい所以です。

 

人はルールがなくても抑制します。

夢のために「これ以上はやらない」とストップ出来るのが人間の素晴らしさです。

 

きっと相談者さんは衝動的になったとき。

「子どもたちが寂しがるかな??」と気になったはず。

自分の大切なものを失わないために立ち止まる。「自分の人生を生きる」とはまさにこのこと。

 

「ルールだから止めておこう」「母親失格だからやらない」

そんな外部からの抑制じゃなくて。

 

自分本位な夢からでも、人は抑制出来るんです。

意識が一つ変わっただけなのですが、それだけでこのような変化が訪れてくれます。

 

夢というのはワガママでも、欲望でもありません。

優しくしたいから優しくし、守りたいから我慢する。

夢はときにストッパーの役割を果たします。

 

私が高校生のころ、「この先輩かっこいいな」と思った人がいます。

ラグビーをしている先輩ですが、姿や格好、言動はワルっぽい先輩です。

ただタバコは吸わない人でした。

 

「吸わないんですか?」と質問したら、

「吸ったら体力落ちるやんけ」と先輩は返してきました。

 

ラグビーが好きだから吸わない。

先生が怖いとか、怒られるから吸わないじゃないんですよ。

何よりもそんな姿はかっこいいです。

私が相談者さんに「チャーミングになったなぁ」と感じたのと同じ。

 

夢を意識したら、全てが変わります。

生き方が正反対になったので当然でしょう。

 

「生まれ変わった気分なんです。色んなことがしたくて仕方ないんです」

とおっしゃっていました。

 

「自分って意外と奥深いんですよ」と私は言いました。

相談者さんは頷かれていました。

 

そうなんです。自分って面白くてユーモアで奥深いものなんです。

ここで言う自分は私のことじゃないですよ(笑)

この記事を読んでいるあなたも面白いものや感性を持っているものなんです。

 

悪口言いますが、教育は「ルールは尊い」的なことを言います。

副作用は「自分は大したことない」と思ってしまうこと。

 

そんなことはぜっったいないですから。

 

あ、熱くなってしまいましたが、もっともっと自分を知ってみてください。

「自分には価値はない」

「自分は空っぽなんじゃないか」

そう思う人は世の中にごまんと居るでしょう。

 

それは思い込みなんです。自分が空っぽだから、自分以外に価値観を求めてしまう。

罠みたいな仕掛けになっています。多分、誰かが意図的にそうしているんじゃないかな。

 

夢は誰にでもあります。

子どものころに必ず夢の欠片はあります。

 

大人になったら、戻れないわけでもない。

ストッパーを外してみてください。子どもの感性が戻ってきます。

 

「自分ってこんなに面白い人なんだ」

そう思えるのも当たり前と言えば当たり前の話。

 

小さい子を観ていると面白くないですか。

「なんだこの人?」と思えてくるはず。

 

振り返れば私も子どものころは変な人でした。

急に思い出しましたが、小遣い500円なのに、自前でコーラ買って思いっきり振っていました。

蓋に画鋲差したら、シュワー!と噴出するのです。口当てて飲んでましたね。

客観的にみたらアホそのものですが、あれは楽しかったです。

 

感性あれば人生楽しめます。

そのまんま。ありのままでいいんです。

 

誰にでも夢は必要。

夢を持つ才能をみんな持っているものですよ。