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教育と自己啓発のバランス

特別支援教育を学ぶ子に必要なのはバランスです。

 

教育とは客観性です。

子どもたちは勉強し、ルールを学び、客観的評価を受けます。

 

小中学校の授業でよくある「1年の目標を立てる」を思い出してください。

「勉強頑張る」など書き初めなど教室の後ろに貼ってあるやつです。

 

私は小さい頃はパイロットだったか、その時の「こうなりたい!」で書いていました。

中学生くらいのころは「勉強頑張る」「受験受かる」など書いていました。

 

「先生が採点するしなぁ」「みんなが読むしなぁ」

そんなことを考えたら無難なものや、笑われないものを書いてしまいます。

 

振り返れば私は教育されていたのです。

先生からみれば良い生徒だったのでしょう。

 

目標が似てくるのは「教育が行き届いている証拠」とも言えます。

 

「学校教育はダメだ」という意味じゃないですよ。

教育は行き届き過ぎると個性がなくなります。

「こうしたい!」という想いがなくなっていきます。

 

想いがなくなると、周りの目を気にします。

「この問題分かる人!」と先生から問われたら下を向くような感覚です。

 

教育とは客観性を高めるものと言いました。

客観の反対は主観です。

「自分はこう思う」「自分はこうしたい。これが好き」といった評価出来ないものです。

「この問題分かる人!」の問いかけに「はーい!」と手を挙げる感覚ですね。

 

教育の対立軸を意識してみてください。

教育の対立は自己啓発です。

自己啓発は「自分はこう生きるんだ!」と主観性を高めるものです。

 

特別支援教育で言えば、客観性を高める事柄が多く出てくるでしょう。

個別の指導計画を見れば分かるかと思います。

 

ここに主観性の自己啓発を取り入れる視点を入れてみてください。

「(一般常識知った上で)自分はどうするのか?」

「これから自分はどう生きるのか?」

そんな主観性を高めることが、人生を実りあるものにしてくれます。

 

教育上のトラブルでは、自己啓発的なアプローチが有効な場合は多くあります。

「押してダメなら引いてみろ」

ということわざありますが、「教育でダメなら自己啓発をしてみろ」と考えるといいでしょう。

 

一例を挙げます。

特別支援学校に通うお子さんが不登校になったとします。

こんな場合は自己啓発の出番です。

「学校へなぜ通うのか?」

「将来の夢は?好きなことは何?」

「まずあなたは何をしたいのか?」

そんな自分自身を見つめる作業です。

 

お子さんが引っ込み思案、周りを気にしてしまうなど「待ち状態」の場合も自己啓発です。

好きな事を見つけ、好きな人に会って、好きな場所へ行く。

そんな主観的な自己啓発が有効になります。

 

実例を挙げます。

私の知人で車椅子に乗る青年がいます。

彼は数ヶ月前は表情暗く、声に張りがありませんでした。

 

「何がやりたいの?」と私は質問しました。

「陸上やってみたい」と答えてくれました。

彼は車椅子陸上を始めました。

 

彼は「今度東京へライブ観に行くんです」と言いました。

私は東京へ同行することにしました。

表参道や渋谷、原宿、新宿など最先端の街を案内しました。

東京から帰ると彼の目の色が変わりました。

会う度に「東京行きたい。いつか住む」と言っています。

目標が出来たようです。

 

「もっとオシャレになりたいんです」と彼は言いました。

「どんな格好したいの?」と質問すれば「大人っぽい格好がしたい」とのこと。

鏡を見ながら「ファッション極めたい」「中毒になりそう」と言ってくれました。

 

つい最近、彼と話しました。

「僕は同じ障害を持つ人たち、後輩に伝えることをしたい」

想いが溢れるかのように話していました。

彼の語り口には「あぁ、本当にするだろうな」と思わせる強さが出てきました。

 

私が彼に対して行ったアプローチは全て自己啓発です。

私は言葉や態度で「お前の夢はなんだ?」という問いかけをしていました。

「俺の夢は何なんだ??」と彼は考え出したのだと思います。

 

彼は一人の時間に自分を掘り下げたようです。

・養護学校時代に自分の影響を受けて、前向きに変わった後輩がいたこと。

・会って話せば感銘してくれた支援学校通う子、そのお母さんに出会えたこと。

・車椅子に乗る同世代の子に、自身の体験談を話したら「話が届いている」という実感を得たこと。

 

それらを振り返り「僕は伝えることで生きていきたい」そう思ったそうです。

 

障害ある人の福祉、特別支援教育は客観性を求る傾向が強いと思います。

悪くはありません。

ですが、客観性のみでは他人のような人生です。

 

多くの場合、足りていないのは主観性です。

「自分はどう生きたいのか?」という想いです。

 

ご自身、お子さんを振り返ってみてください。

教育ばかり意識してこなかったでしょうか。

 

「君はどう生きたいんだ?」という問いかけ。

「俺は(私は)こう生きるんだ!」という決意はありますか。

 

「他人の目を気にしすぎていないか」

「もっと明るい顔をしてほしい」

それら感じたら自己啓発の出番です。

 

教育を受けた上で「自分はこう生きるんだ」という決意をしましょう。

方法とポイントはこのサイトで紹介していきます。