氷をさわり続けると凍傷になる。

火を触り続けると火傷する。

辛い気持ちを続けると心が壊れていく。

 

心も体も仕組みは同じ。

 

ただ目に見えない心の痛みだけは扱いが違う。

見えないゆえに「我慢しろ」「真面目にやれ」など粗末に扱われやすい。

やがて不登校や無気力など傷だらけの状態になって、初めて間違いに気づく。

 

相手の心の痛みを信じられない、ということ。

信じられないのは自身に嘘をついた経験、利己的に走った経験があるから。

 

しかし、それを責めても意味はない。

 

嘘や利己的な行動にやむをえない事情があったはず。

不登校になる子に避けられない事情があるように、信じられない人も避けられない事情があったはず。

 

子どもの痛みを気づけない、信じられなくなることは誰しもあり得ます。

まずはあなた自身が心癒やされてください。

誰かに話すなどして、心許される経験をしてください。

 

そのあとはもう自分に嘘をつかないように。

子どもの痛みを信じるためです。