危険なものに手を伸ばして怒られる

遊んでいたいけどダメと怒られる

やがて好きになってはいけない人を好きになる、など。

 

生まれた頃は、心の動きが全て。赴くままに行動しています。

やがて「心のままではいけない」としつけや教育、自身の失敗からすり込まれていきます。

 

心のままで行動しなくなると、頭の出番です。

「自分はこうするべきなんだ」と頭が行動を決めていきます。

 

それでも。

 

私たちは成長して、頭で生きられるようになったわけではいないんです。

我慢強く、感情を抑えられるようになっただけ。

人間の元々は心です。

 

心は「こうしたい」と願います。

頭は「こうすべきだ」と命令します。

 

夫婦や親子でも、口喧嘩が続き解決に至らない場合があります。

頭と理屈で「あなたはこうすべきだ」と考えてはいないでしょうか。

 

あらやる理屈には反対の理屈が成り立ちます。

理屈には例外が必ずあるということです。

 

嘘はいけませんが、不治の病にかかった人に病名を隠す嘘は悪くはありません。

暴力は否定されるべきものですが、大切な人が危害を加えられそうなら話は別です。

 

「こうすべきだ」という理屈にもどこか抜け道があって、反論が可能です。

 

理屈の口喧嘩が行き詰まったら心の出番です。

「私はどうしたいんだろう?」と心の動きを知ること。

 

仲良くしたいのか、「もういいや」と距離を置きたいのか。

「私はどうしたいの?」という心の願望を確認してください。

 

仲良くしなければいけないわけでもないんです。距離を置くのが正解な場合もあります。

例えそれが自分の親や兄弟であっても、です。

 

「親兄弟とは仲良く」は美徳ですが、絶対条件ではなく例外は必ずあります。

「私はどうしたいのかな?」と心の動きを知るのが解決の糸口です。

 

普段から心を動かしていると自分の願望に気づくのも早いもの。

 

心を動かすのは、心躍ること、心ときめくこと。

好きな人に会い、好きな時間を過ごし、好きな場所へ赴いてください。

 

喧嘩が終わり、心穏やかな日々が訪れることを祈っております。