子どもに悪口を言われてしまった。
頑張っているのに、なんでうまくいかないんだろう。
何をどうしていいか分からない迷路の行き止まりで立ち止まっているお母さんに。
お母さんになると「私は母親なんだから」「迷惑をかけてはいけない」などの思いで頑張ってしまうことないですか。
その想いは悪くないんです。
ただ子どもが求めているのは正義ではなく愛です。
正義を振りかざす正しいお母さんよりも愛情を注ぐやさしいお母さんになってください。
そうすることで子どもは今よりももっとお母さんのことを好きになります。
そんな子どもの笑顔から、あなたはもっと子どものことを好きになれます。
それがもっとも大切なことです。それが以外は出来る範囲でやればいいんです。
そんなやさしいお母さんになるために。
今回は「お母さんも自分の好きな事をしましょう」という話をいたします。
正しいお母さんと子どものすれ違い
最近、漫画「リアル」からの引用話が多すぎる気がしますが、今回も「リアル」から。
主人公の高橋久信(たかはしひさのぶ)がいます。
彼はお母さんに「死ね」「帰れクソババァ!」「もう来んな!」となじります。
久信のお母さんは「な、何なの・・・?」と戸惑っていますね。
でも久信のお母さんも「この子のために」と頑張っているんです。
でも想いは届かず「死ね!クソババァ!」というすれ違いを生んでしまいました。
息子から罵倒されたことがショックでお母さんは倒れてしまいます。
こんな悲しいすれ違いを防ぐ方法です。
それは非常に簡単かつ楽しいことです。お母さん自身も好きなことをするのです。
あなただけが楽しいことを
久信の母が倒れたのは過労が原因でした。
母は入院します。そこへ妹が見舞いに来て一言アドバイスします。このアドバイスが非常に的を得ています。
妹さんナイスアドバイス。
そうなんです。
「ちょっとサボれってことじゃない?」なんです。
正しいお母さんが正しくあるためについ頑張ってしまいます。
そして心に余裕がなくなって、子どもにも同じ頑張りを求めてしまうものです。
子どもがお母さんに求めているのは正義ではなく愛です。
だからお母さんには余裕が必要です。余裕を生むにはサボるのも必要。
愛情を注ぐやさしいお母さんは、余裕を生みだすためにちょっとサボるものです。
見事にサボった。
久信の母は妹のアドバイスにより見事に自分だけの楽しみを始めました。
結果こうなりました。
お母さん、原田知世をイメージした金髪ショートになりました。
急激な変化に周囲は驚いています。息子の久信のリアクションも同じです。
これがいいんですよ。
正しいお母さんは周りの評価や意見を大事にして動けません。
やさしいお母さんは自分の気持ちを大事にします。「原田知世みたいなショートにしたい」と思ってるならやってみればいいんです。
お母さん自身好きなことをした結果、久信に対してこんな思いを抱くようになりました。
「久信、私は今まであなたを見ていたかしら」
正しいお母さんからやさしいお母さんになれた瞬間です。
やさしいお母さんは人からどう思われるかよりも、自分の気持ちを大事にします。
自分の気持ちを大事にすると子どもの気持ちも大事に出来るんです。
金髪ショートでもなんでもいいので、好きなこと、やってみたいことを子育ての隙間を見つけてやってみてください。
子どもの気持ちや感情に目がいくようになっていきます。
「こんなことしたら喜ぶんじゃないかな」という発想になっていきます。
お子さんのことがますます可愛く思えてきて、家族仲が良い巡りになっていきます。
ありのままのあなたでいい
「子は親の鏡」です。
子育てで一番効果的なのは子どもではなく親自身が変わることです。
まずはお母さんが「私は私でいいんだ」と信じてください。お子さんを産んでご飯を用意して、服を着せている時点であなたは立派なお母さんなんです。
どこかの誰かのようになる必要はありません。あなたはあなたのままでいいんです。
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