私は特別支援学校で先生をやっていました。

小学生の重複障害の男の子の担任をもった時の話です。彼は小学3年生。

言葉は一語か二語で「はい、いいえ」「やりたい」「これ」と自分の意志を伝えることが出来ます。

 

周りの先生は一つでも出来る事を増やそう、と考えていました。

私は「それをやるとこの子は幸せになるの?」と少々疑問でした。

 

地域の小学校や中学校に通う子どもたちは青春を謳歌しながら育っています。なら障害のあるこの子たちも今を楽しみながら育っていけばいい。

私はそう考えています。なので世の中を変えようと思います。

 

滋賀県障害者夢づくり支援協会(仮名)を立ち上げようと現在活動中です。

 

なんだその組織は?

滋賀県障害者夢づくり支援協会(仮名)とは、障害のある人たちが夢を見つける場であり、育む場を作るための集まりです。※まだ集まってないけど。

 

具体例を一つ言えばバリアフリーな居酒屋を考えています。

 

私は大学時代はアメリカンフットボールをやっていました。

練習終わりには餃子の王将へ行って、たらふく食べたものです。お金に余裕があるとビールを飲んだりもしました。

 

このビールが美味い。

 

今、私は障害者スポーツのボッチャという球技の団体運営をしています。

参加者の多くは肢体不自由の子らで車椅子に乗っています。練習にはヘルパーさんと一緒に移動しています。

 

私の住む地域ではこの子たちが練習終わりに集まってビールを飲む店がない。また支援の仕組みもない。

だからバリアフリーな居酒屋作って、この子らに練習終わったあとに飲むビールの味を教えたいのです。

 

あれほど美味いものはこの世にないですから。

photo by Gemma Amor

 

といわけで今後、ブログやサロンで滋賀県障害者夢づくり支援協会(仮名)立ち上げの話やバリアフリーな居酒屋の話なんかもしていきます。

「変わるべきは世の中だ」と思うからです。