4月も半ばを過ぎそろそろ家庭訪問の時期です。
私は以前は特別支援学校で先生やってまして。その経験から「家庭訪問では何に気をつければいいか」をお話します。
掃除したり、着る服考えたり、「子どもは家庭訪問中どうさせていよう?」とか色々悩みますよね。
迷わないための一助になれば、と思います。
特別支援学校と支援学級の家庭訪問は長いから・・・
まずやってはいけない、やらなくてもいいことを話しましょう。
まずお土産いらないです。
いや、お気持ち非常に嬉しく親切心なのも非常に分かるんです。
でもね、職員室に帰ったら教頭先生の目が怖いわけですよ。「保護者から物受け取った」っていうのは最近ではNGですから。
昔は多かったみたいですけどね。
高級菓子渡されたからといって、特別その子にサービスするとか絶対にないです。
むしろ「高級菓子もらったから」を理由にえこひいきしちゃう先生は、それはそれで大問題なのでやっぱりお土産は必要ない。
ただ、唯一例外があります。このお土産だけは嬉しかったです。
それは何かというとペットボトルのお茶。
家庭訪問のときって先生スーツ着てますよね?そうでなくてもジャケットくらいは羽織っているもの。
あれが超暑い。4月末から5月上旬あたりの家庭訪問時期には暑すぎる格好です。
「サマースーツ買えば?」というのはごもっともなんですが「頑張れば冬スーツでイケる!」のが春の家庭訪問。
暑さを根性でカバーする先生の方が多いはずです。
だからお茶なんですよ。
高級菓子よりも気兼ねなく飲めるお茶がニーズに合っているのです。
水分補給に最適&職員室に持って帰っても不自然じゃないのでこれは素直に嬉しかったです。
もらったときも「先生大変でしょ!?お茶どうぞ!」みたいなノリだったので気にならない。
そもそもあげなくて全然いいんですけどね。
特別支援学校や支援学級は少人数なので一人当たりの時間は長いもの。最長で2時間近く喋ったことも。
なので余計に飲み物系は有り難いのです。
欲しいのは冷たいお茶です。
お手数ですが冷たいお茶を一杯ください。もし、これが1クラス30人とかの先生の家庭訪問ならもっと喜ばれますよ。
「1時間で3人歩いて回る」とか普通にやる先生もいます。それはもう「スーツ着たマラソン状態」です。
「先生大変ですね」と言って冷たいお茶出せば、補給ステーションのようなノリで飲むはずです。
暑そうな先生に「はい!先生おつかれ!」といってポカリスエット渡すとウケるかもしれません。
家庭訪問の服はどうしよう
「スーパーの買い物帰り」みたいな格好のお母さんもいるので何でもOKですよ。
お話する部屋もどこでもいいです。ただメモしたり書類渡したりするのでテーブルあると嬉しいかな。
子どもや兄妹がいてもOK。ていうか兄妹には会ってみたい。
家庭訪問では家での様子、普段の過ごしが知りたいので日常で良いのです。
膝も崩してリラックスして話してください。だって相手が正座だとこっちも正座になるし。
家庭訪問では何を話せばいいのか
お茶菓子よりも重要なのが「家庭訪問って何を話すの??」という疑問。
先生側の家庭訪問における目的は保護者との顔合わせであり、家庭での様子を知るためのもの。
基本は先生が質問してくるわけですが、それだけで終わらせてはいけません。
というのもですね、基本先生とは仲良くすべきだと思います。特に担任の先生とは1年間一緒にやっていくわけですから仲良くしておいた方がいいに決まっています。いわゆるモンスターペアレントな相手を疲弊させる保護者は最終的によろしくない結果を招いています。
そのために家庭訪問では「失礼のないように」と皆さん気を遣うわけですが、相手を立てるだけでは不十分です。
なぜなら先生には良い先生と悪い先生がいるからです。
良い先生に出会えたときはラッキー。
「1年間よろしくお願いします」と相手をたてる感じで接すれば大丈夫。
問題は悪い先生だった場合です。
確率的に12年間学校へ行っていれば1回は悪い先生、変な先生で出会う可能生は充分にあります。
しかも家庭訪問が行われる4月、5月頃は担任の先生が良いか悪いか分からないですよね。
気づくのは1学期後半か2学期くらいのはずです。
「あれ?なんかこの先生変だな。ちょっと変わった人なのかな」
から始まって気がついたら大変なことになっているのがパターン。
転ばぬ先の杖です。大変なことになって慌てて苦情入れる前に釘を刺しておきましょう。
とはいえ「ウチの子に変なことしたら訴えるからな」と言うと大問題なので暗に伝える必要があります。
家庭訪問では必ず何か質問をしてください。
質問攻めは良くないですが、受け身でもよくありません。普段気になっていることや会話の中で気になったことを質問するんです。そのことで「私は学校のやっていることに興味ありますよ」と伝えることが出来ます。
何にもいわなければ先生は「こちらが主導でやればいい」と勘違いする人もいるんですよ。
「あ、この人は丁寧だけど、言うときは言う人なんだな」と印象づけるのです。
というわけで家庭訪問では「何を話そう?」ではなく「何を質問しよう?」です。
みなさま良い家庭訪問を。