私には保育園に通う甥がいます。

 

この前、誕生日プレゼントとして自動車のおもちゃをプレゼントしたのですが、非常に気に入ってくれていました。

自分が渡したプレゼントで夢中に遊んでくれる姿はうれしいものですね。

photo by Nico Cavallotto

photo by Nico Cavallotto

 

今回、身体障害を伴う重度重複障害の子が楽しめるおもちゃの紹介です。

 

私、以前は特別支援学校におりましたが、このおもちゃスベリ知らず。

小学生であろうが、中学生であろうが、高校生にでもウケます。ついでに先生も

 

そのおもちゃの名は黒ひげ危機100発。

一発じゃないですよ、100発です。

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こちらですね。100発と書いてあります。

 

どこら辺が100発なのか

通常の黒ひげはタルの中に黒ひげが一人です。

こんなのですね。

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photo by http://www.takaratomy.co.jp/products/kurohige/

 

通常の黒ひげは一人です、だから1発。

 

対してこちらは100人の黒ひげがいます。

実物の画像をどうぞ。

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一人しかいねーじゃねーか

 

というツッコミまってください。ちゃんと100人いるのです。

真ん中に黒い正方形ありますよね。

そこにカード状の黒ひげが100人いるのです。

 

出てきたところの画像をどうぞ。

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速度が速すぎてカメラのシャッタースピードが追い付いておりません。

それほど高速で出てきます。

 

こりゃいかん、と思いシャッタースピードを上げて撮影。

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成功です!

 

出てくる瞬間の黒ひげの撮影に成功しました。

まだ姿はぶれていますが、黒ひげの姿は分かるはず。

・・・まぁ「机に落ちている黒ひげ見てもらえばいいじゃん」と後で思いましたけどね。えぇ。

 

何せ100人います。全部出てくると周辺はこのありさまです。

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多すぎるだろ!

とやったら思うはず。後片付けのことを考えたら「惨状」とも言える状態です。

ただこの「やりすぎ感」が笑えてくるのです。片付けが面倒ですが、それもまたバカバカしさの一つなんですね。

 

出来た黒ひげを必死で集める大人の姿にウケる子もいました。シュールですよ。

この商品を開発し、販売にゴーサインを出したタカラトミーは挑戦者です。

 

なぜ重度重複障害の子向けなのか

このサイトで取り上げたのはこの黒ひげが身体障害を伴う重度重複障害の子に適したおもちゃだから。

その理由を上げていきます。

 

①操作がかんたん

通常の黒ひげを「剣をもつ」「剣を刺す」といった二つの動作が必要です。

重度重複障害の子の場合「剣を持つ」「剣を刺す」両方とも難しい。特に刺す動作は穴が小さいので非常に困難。

ルールも分かりにくいです。

 

しかしながらこの100発は非常にシンプル。動作はボタンを押すだけ。

写真でご覧ください。

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指にご注目を。こちら剣のボタンになっており押すだけOKです。

力もそんなに必要ありません。

通常の黒ひげに比べて敷居が非常に低いのです。

 

②ボタンを押すと音が出る

通常の黒ひげは刺しても当たり(ハズレ?)でなければアクションとしては何も起きません。

これだと重度重複障害の子にとって興味が引きにくいおもちゃなのです。

 

ですが100発では押す毎に毎回違った音が出ます。

種類は6,7パターンあって電話の呼び出し音や牛の「モー」という鳴き声や「ビシ!」と鳴るなど様々です。

毎回違った音が出るので押す意欲が湧きやすいのです。

 

③演出が派手

これは先ni説明しましたが演出がとにかく派手。

今までスベリ知らずです。

 

動画で見た方がいいですよね。動画を発見しました。

笑えるでしょ?

 

この黒ひげ危機100発は発売されたのは5年前ですがまだおもちゃ屋さんで売っていました(2016年10月現在)

ネット通販でもありますね。

Amazonや楽天などでも在庫があります。

お値段は3500円~4500円くらいです。

 

障害の重い重度重複障害の子にはなかなかマッチしたおもちゃに出会えません。

ですがこれにマッチする子は多いはず。

 

私は大量に出てくる黒ひげに目を奪われる子どもを何人も見てきました。

このおもちゃは自腹で購入したのですが「買ってよかったな~」と思えるものです。

 

ハロウィンやクリスマス会の遊びとしても

10月はハロウィンですし、12月にはクリスマスもあります。

パーティーゲームとして、プレゼントとしていかがでしょうか。

もちろん特別支援学校のゲームにも使えます。

 

以上、黒ひげ危機100発の紹介でした。