子どもは天才
子どもは夢を見つけることの天才です。
ある日、公園横切ると「これは魔法のステッキだ!」と声が聞こえてきました。
男の子と女の子2人が遊んでおります。
「この棒は魔法のステッキです」
そう力説しているのは男の子。枝を頭上にかかげ、まるで勇者のようです。
「えーちがうよ」と容赦ないツッコミをいれる女子たち。
ツッコミにまけず、というか聞いてない男の子は魔法を唱えていました。
女の子二人はキャッキャと逃げ回っていました。
これです。
夢をみつける方法とは子どもの感覚を取り戻していくこと。
「子ども化」です。
名探偵コナンみたいなものです。
身体は大人でも心は子ども。そんな両極端を内包すること。
それが「子ども化」です。
先述の男の子の良いところは「それは枝です。魔法のステッキではありません」という女子からのツッコミを聞いていないこと。
「そうですね。これは魔法のステッキではありませんね」
そう思ったら、魔法は唱えられない。魔法使いになれないのです。
私たちは小学校では「大人になりなさい」と言われます。
大人の世界に憧れる気持ちもあるので、なおさら「子どものままでいい」とは思いにくい。
世の中的にも「早く大人になりなさい」と言ってきますよね。
ここが分かれ道。
話そのままに「分かりました。子どものままではダメなんですね」と大人になってしまうと、夢は見えなくなります。
「大人になるな」ってことなんですよ。
「学校で習うことをそのまま真に受けるな」とも言います。
今、世の中の多くの人は知りすぎています。
幼いころから座学で知識を仕入れ、本やスマホで情報を取り込んでいます。
よーく注意してみてください。
座学も本やスマホも他人からの情報です。
誰かが言った正解を自分の中に入れています。
先述の男の子で言えば「えーそれ魔法のステッキじゃないよ」という女の子のツッコミです。
情報の仕入れすぎで、早く大人になりすぎているんです。
教育は副作用のない安全なものだとなっていますが、違います。
夢を奪う副作用があるのです。
「夢は意味がない。現実が分かってない証拠」
「夢はないのが普通」
その言葉の裏は「自分をなくせ」です。
夢がないから毎日がつまらないのです。
夢がないから周りに流されてしまいます。
仕事が作業のように思えるのも、親子関係がギスギスするのも夢がないからです。
夢がないのを喜ぶ人がいます。
そんな人は狭い範囲で物事を考えています。
世の中、みんなに夢が必要です。
「私には夢が必要で、あなたには必要ない」
そんなことは絶対にございません。あなたにも夢は必要です。
子どもの心を残したまま大人になる人はごく僅かです。
世の中的に夢の大切さを説く人もごく少数。
会社組織では夢は語らず、ノルマと納期を語り合います。
そうじゃないんです。
「子ども化」を意識してください。
目の前に子どもがいればお手本です。
彼らは何を考えて、どんな世界観をもっているのか、想像してみてください。
みんな昔は同じ子どもだったんです。
偉そうにふんぞり返る会社社長でも夢を抱く時期があったはず。
大人が優れて、子どもは劣っている。
そんな考えはよろしくありません。
子どもとは夢をみつける天才です。
大人にさせる必要も、あなたがなる必要もないんです。
子ども化を意識して大人と子どもの真ん中を目指しましょう。
夢は一部の人のものじゃありません。
人生が一気に好転していくのは「子ども化」夢の発見からです。