車椅子での高速バスの旅はどんなものか
療育手帳や身体障害者手帳をお持ちの方は旅行は新幹線が多いのではないでしょうか。
新幹線では乗車券が50%引きですが、特急券はそのままです。
例えば京都か東京まで手帳を使っての割引率は約3割。
この割引率だと国内ツアーを使った方が安い場合もあります。
ちなみに飛行機の割引率も同様ですね。ツアーの方が安いのです。
そこでオススメなのが高速バス。
高速バスの割引率は50%です。
新幹線と違って特急券なるものがないのでそのまま運賃半額。
京都から東京までJR高速バス昼行便3列シートなら通常価格6100円。
割り引き使ってなら3050円で東京行けます。
新幹線なら9800円くらいなのでその差6750円。
新幹線よりお得です。
ただ実際の乗り心地や運転手、他のお客さんへの配慮が気になるのではないでしょうか。
「運転手さんはどこまで手伝ってくれるんだろう?」
「遠慮するわけじゃないけど、他のお客さんの迷惑になるのも気が引けるなぁ」
そんな気遣いで躊躇する方もいるはずです。
というわけで実際に京都から東京まで車椅子ユーザーの人と一緒に行ってきました。
オススメは最前列
車椅子に乗る彼は手すりにつかまっての歩行が出来ます。
階段は介助なしで上れます。
乗車したのはJRバス。
京都から東京行きのグラン昼特急号の3列シート。
入口に最も近い最前列の席を予約しました。
乗る際は入口前に車椅子を停めます。
両側に手すりがあります。右側↓
左側です↓
彼の場合、介助なしで乗降出来ていました。
3列シート最前列にして正解でした。
階段登るとこんなのがあって、つかまるのが楽↓
私は介助者でしたがほぼ見守りのみ。
彼の身体機能であれば一人で行くのも可能でしょう。
運転手さんも気にかけてくれていました。
「車椅子出しますか?」など会話が必要なので最前列は必須だと思います。
車椅子は入口前に置いておくと運転手さんが収納してくれます↓
このトランクに収納されていました↑
背もたれの低い車椅子なら問題なしですね。
電動車椅子でも背もたれが折りたためるタイプなら大丈夫ではないかと。
こんな感じで係の方が収納してくださいます。ありがとうございます。
3列シートだと席は広々。
無事、東京駅着。
帰りは夜行バスでしたが、こちらも問題なし。※ただ夜行は休憩箇所が減るので腰が痛かった。
注意点は一つ。
運転手さんに車椅子を出してもらう必要があるので、入口に近い席を予約するのは必須だと思います。
手帳が「第一種」の人は介助者も50%割引になります。
1万円以下で京都~東京を往復することも可能です。
個人的には想像していたよりずっとハードルは低かったです。
乗降や座り心地など機能面、気遣いしてもらえてハート的な部分も良かった。
東京は夜の歌舞伎町など、刺激がいっぱい。※残念ながら怪しいお店には行ってません
超満員の原宿竹下通りを車椅子で行ってきました↓
おでかけしましょう!